活動報告 - 最新エントリー


◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時から4時位まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。


◆毎回、その月の作品を紹介いたします。俵木陶光選。
    

・7月の作品の紹介
・7月の兼題は、「昼寝(昼寝覚)」・「当季雑詠」で計3句です。


芳村 翡翠 
・帰省子の昼寝だけして帰りゆく

小林 美絵子
 
・ひららひら揚羽吾の傘越えてゆく

坂井 百合子 
・そば殻の枕うれしき昼寝かな

山下 天真
 ・梅雨永し草木に問へば憂ひなし

村林 小枝子 
・昼寝覚椅子に凭れてティータイム

安西 円覚 
・二十八センチ息子の足の昼寝かな

浦田 久 
・昼寝覚桃源郷のかすれゆく

岡村 一道 
・浴衣着てひよこのごとき姉妹(あねいもと)

片山 朝陽
 
・噴水の力尽きたる高さかな

五井 夢
・昼寝覚デジャビュバーチャル裏表


俵木 陶光
 
・子が何か言ってる昼寝夢は何

長岡 帰山

・昼寝せり枕は岩波広辞苑


中邑 雅子 
・昼寝覚ひとときほどの異邦人

堀 秀堂 
・昼寝子や添寝の母も一眠り

峯岸 まこと 
・樟若葉みなと神戸は坂の町




◆<私の一句>            

「背伸びする新社員や白木蓮」
      小林 美絵子

 
 今この原稿も手書きではなくパソコンで書いている。(打っている)
今は個人でも当たり前に文書作成はパソコンで行うが、少し前までは、特にオフィスではワープロで文書作成をしていた。もちろんもっと前は「手書き」か「和文タイプ」が主流だったのである。
 日本でワープロが登場したのは1979年(昭和54年)のことだ。
東芝がワードプロセッサーの開発に成功し、日本のワープロ第1号「JWー10」が登場したのだ。
当時展示会場は晴海にあった。「モーターショウ」や「オーディオフェア」など華やかに開催される中、「ビジネスショウ」「データーショウ」などオフィスのOA関連の展示会が増えていた。
 話す事を仕事としていた私にも展示会でのナレーターのお声がかかり、「ビジネスショウ」で東芝のワープロ「JW-10」の説明を担当することになった。何しろ日本初!私が知っている訳も無く、技術者の方が書いてくださった原稿を丸暗記。「仮名漢字自動変換ワードプロセッサー東芝「JW-10」。「仮名で入力すると、機械が文字の前後から独自に判断して漢字に変換しま〜す。」実際に「小林美絵子」とオペレーターさんが入力してみせ、次にお客様の氏名を入力してみたり、来場者の目を引くためにあれこれ工夫しながらデモンストレーションを行った。しかしワープロは事務机より大きく一台400万円以上と高価だったのでなかなか興味を持ってもらうことが難しかった。
お客様には「きれいな文字だ!」「素晴らしい!」・・・「しかし高いね〜」と言われる。私は「はい〜」「じきにもう少しお安くなると思います。」と小さな声で答え、技術者さんは常につきっきりで故障が無いように細心の注意をはらっていた。
それから間もなく、本当にあっという間に、ワープロは小さく小さく、お手頃価格となって家庭にも入り込んできた。今ではワープロは生産されていない。私の貴重な体験であった。今年新入社員となった姪も頑張っているようだ。




◆次回の定例句会は、8月8日(土)午後1時〜3時40分
                 於 久我山会館     
 兼題は「夏草」・「当季雑詠」で計3句です。

◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
                 TEL 090−3145−2654

◆文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)
当支部の創立20周年を迎える平成27年度定期総会が、去る7月4日(土)京王プラザホテル本館4階で開催されました。



総会では、高嶋民雄支部長の挨拶に続き議事に入り、平成26年度の事業報告、決算報告、会計監査報告がそれぞれ承認されました。
また、平成27年度の活動計画、予算案も承認され、続く支部規約の一部改正も議論され承認されました。この改正は、支部からの「評議員、商議員、協議員の推薦時期」が総会開催時期の6月と整合しない為に、その推薦方法を改めるものです。

続いて、今年度は役員の任期2年の改選時期ですが、支部規約にある3期6年に期限を満了することにより現高嶋支部長が勇退となり、その後任を選出する必要があります。役員選考委員会の推薦もあり、
 支部長  大森悦朗氏(昭48法)
 副支部長 白沢節子氏(昭42経)、峯岸 誠氏(昭44法)
  同   安西光昭氏(昭47経)、太田哲二氏(昭48法)
  同   岡田 茂氏(昭49商)、井原太一氏(昭55理)
  同   長田 茂氏(昭60法)、増田裕一氏(平12経)  
 幹事長  本田良夫氏(昭48法)
 監査役  山中秀彦氏(昭38法)
  同   與川幸男氏(昭39法)
がそれぞれ選出されました。





続く第2部の創立20周年記念祝賀会では、ご出席の、
 学員会から、久野修慈会長、
 大学から、酒井正三郎 総長・学長、大村正彦 常務理事
からそれぞれご祝辞をいただき、大木田守 学員会副会長のご発声で乾杯をしました。
会食と共に、江波陽子フラメンコスタジオの皆様による演舞、NECO様によるシャンソンなども披露され、平成会の若い参加者の紹介もあり、最後は大学校歌を全員で斉唱して祝賀会を閉じました。

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◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時から4時位まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。


◆毎回、その月の作品を紹介いたします。俵木陶光選。
    

・6月の作品の紹介
・6月の兼題は、「明易し(短夜)」・「当季雑詠」で計3句です。


峯岸 まこと 
・山つつじ咲く山道や鹿横切る

芳村 翡翠 
・短夜の夜具の湿りや旅半ば

小林 美絵子
 
・剣道の部活遠くに竹落葉

坂井 百合子 
・明易やことさら早き朝支度

山下 天真
 ・遠来の山ほととぎすやすみなく

村林 小枝子 
・紅葵天まで伸びるかも知れず

安西 円覚 
・海亀の海に戻るや明急ぐ

浦田 久 
・短夜や明けゆく沖の烏帽子岩

岡村 一道 
・夏蝶や日比谷の午後のオムライス

片山 朝陽 
・夜の白む蛙の声の遠ざかる

五井 夢
・白妙の荒富士赤灼明急ぐ


俵木 陶光
 
・恋心深まる闇のほたるかな

長岡 帰山

・偶(たま)に来いと陶光の夢明易し


中邑 雅子 
・短夜や命の淵を看取りつつ

堀 秀堂 
・噴煙や紫陽花並び人を待つ




◆<私の一句>            

「麦の秋ミシシッピーの滔々と」
    安西 円覚

 北アメリカ最長のミシシッピー川の川幅は数百メートルで、滔々としてそして意外にその流れは早く水は土色であった。今年の4月9日、私はミシシッピー川に面したテネシー州メンフィスに居た。カナダのトロントに住んでいる息子の結婚式に出る為である。何故、アメリカのメンフィスかというと相手のカナダ人女性メアリーがエルビス・プレスリーの大ファンで、エルビスが亡くなるまで20年間住んでいたメンフィスで式を挙げたいというたっての希望が叶った為である。18歳で現地の「サンスタジオ」という音楽スタジオで見出され運良くあっという間に有名になり弱冠22歳で億万長者になったエルビスの邸宅も式の後、見学した。邸宅周辺はグレースランドと言い年間60万人の観光客が訪れるといい土産物屋が数店出ていた。そのグレースランドの教会で無事、式は終わり数十年前の私の式をふと思い出した。。
グレースランドには、小泉元総理も数年前に来たようです。
    夏めくやエルビス名入り帽子買ふ(円覚)
メアリーの両親とも1週間、行動を共にしかなり双方打ち解けた。ただ、いかんともしがたいのは言葉の壁で、身振り・手振りで日本語、英語変換電子辞書片手に何とか通じたような次第でした。ただ、人間の感情、考える事など基本的なことはどの国の人も同じに通じることを感じました。メアリーの両親は「ハイク」の言葉は知っていて、カナダでも「ハイク」が少しづつ広がっているようです。次の句はカナダ人の有名な俳人コリン・バーデルさんの作です。
snowgusts
shape-shifting this
to that there               colin bardell(オタワ、カナダ)
吹雪 形が変わっていく これからあれへ あそこで

若い二人とエルビスとミシシッピーが印象に残った1週間でした。
最後に帰りの空港内の床を鳥が歩いてるのどかな光景を目にしました。
   テネシーの空港ロビー夏の鳥(円覚)


 
◆次回の定例句会は、7月11日(土)午後1時〜3時40分
                 於 高井戸地域区民センター     
 兼題は「昼寝・昼寝覚」・「当季雑詠」で計3句です。

◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
                 TEL 090−3145−2654

◆文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)

ハイキング同好会 (H26/5/11)

カテゴリ : 
ハイキング同好会
執筆 : 
y-masuda 2015-5-12 20:30
今回のハイキングは、平成26年5月11日、グルメ同好会と合同で、はじめて?のまち歩き。
荻窪駅周辺の、杉並ゆかりの名所を散策しながらのウォーキングでした。
10時に荻窪駅に集合し、明治天皇小林所跡、読書の森公園、太田黒公園、荻外荘、角川庭園とまわって往きました。
歩いた後は、第10回グルメ会と合流。
荻窪の自然派インド料理「ナタラジ」で、無農薬有機農法野菜を使った心と体に優しいベジタリアン本格インド料理を味わいました。

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◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時から4時位まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。


◆毎回、その月の作品を紹介いたします。俵木陶光選。
    

・5月の作品の紹介
・5月の兼題は、「麦の秋」・「当季雑詠」で計3句です。


堀 秀堂 
・悪友と覚えし酒や麦の秋

峯岸 まこと 
・背を反らし打つ大太鼓夏祭

芳村 翡翠 
・跳ね橋を渡りて向かふ麦の秋

小林 美絵子
 
・折り紙を開くかのよう花水木

坂井 百合子 
・子供らは友と出かけし麦の秋

山下 天真
 ・日の入りを惜しみをしみて山桜

村林 小枝子 
・麦秋の靖国の杜緑濃し

安西 円覚 
・口笛のビートルズ曲麦の秋

浦田 久 
・麦秋の溢るる生気棚田より

岡村 一道 
・ゴジラ吼ゆ歓楽街の聖五月

片山 朝陽 
・夏の空太平洋を包みこむ

五井 夢
・麦の秋生きよと活ける露華一輪


俵木 陶光
 
・麦秋の道まっすぐに高麗郡(こまごおり)

長岡 帰山

・始皇帝陵までつづく麦の秋

中邑 雅子 
・山襞の青み増したり木の芽雨




◆<私の一句>            

「背を反らし打つ大太鼓夏祭」
    峯岸 まこと
      
今年の府中大國魂神社のくらやみ祭りでの一コマです。一宮から六宮までの大太鼓が氏子に引かれ、神社からお旅所(神酒所)までを往復します。直径が3mもあろうかと思われる大太鼓、打ち手は背中を大きく反らし、野球のバットを思わせる撥を打ち付けます。音というよりも轟という表現が当てはまる響きです。
 数年前、甲州街道歩きの途中でこの祭りに遭遇しました。その時こんな句
を作りました。
      若葉風祭りを告げる遠太鼓
という句を作りました。
 年中行事の多くは曜日に関係なく日取りで設定されます。仕事をしているとなかなか見にいくことができません。とは、言いつつも「忙中閑有り」ではなく「忙中閑を作り」、中山道から始まり、甲州街道、奥州街道、東海道、日光街道を徒歩で踏破しました。今、思えば、その間にもっとまじめに句作に励んでいればと悔やむことあります。
 今年の3月末で大学教員の仕事も一区切りとなりました。高校卒業後、東京都の職員として勤務、併行して大学夜間部に通い教員免許を取得し、中学校教員に転じ、校長を経て大学教員となりました。仕事を始めてから50年でした。
 これからは、歳時記を手にして旅三昧の生活を夢みています。



 
◆次回の定例句会は、6月13日(土)午後1時〜3時40分
                 於 高井戸地域区民センター     
 兼題は「明け易し(短夜)」・「当季雑詠」で計3句です。

◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
                 TEL 090−3145−2654

◆文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)
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