活動報告 - m-anzaiさんのエントリ

中央大学学員会東京杉並区支部・杉並区 共催
30年9月29日(土)会場 産業商工会館
法律セミナー 14時〜15時
税金セミナー 15時〜16時
上記セミナーを例年同様テーマは「相続」で、開催いたしました。
今回、法律部門講師は新しく渡邊 信弁護士にお願いしました。
税金部門講師は従来どおり中澤 雅人税理士でした。
参加者は18名でした。
少しでも区民の皆さんの役に立てればと思います。
セミナー終了後、グルメ同好会の企画で料亭「にしぶち」で会員の懇親会を開きました。

◆句会は原則として毎月第2土曜日の午後1時から3時40分まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。


◆毎回、その月の作品を紹介いたします。
    
・10月の作品の紹介
・10月の兼題は、「秋刀魚」・「当季雑詠」で3句です。
                出題:安西 円覚
                選句:俵木 陶光
                
        

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・風の日は風吹きすさぶ秋刀魚の値   石田波郷
・誰彼に及ばぬ才や秋刀魚焼く     石田あき子
・忿(いか)り頭を離れず秋刀魚焼きけぶらし 三橋鷹女
・秋刀魚けぶらせをりショパン聞いてをり   結城昌治
・すぐ帰る秋刀魚の旬を今買った    川崎展宏
・そらんずる秋刀魚の詩ありさんま焼く 橘 久枝



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俵木 陶光

・銀
(しろがね)の秋刀魚網よりどつと落つ

岡村 一道

・秋深むどこを打ちても音乾く


芳村 翡翠

・秋刀魚焼く独り所帯の厨ごと


片山 朝陽

・秋刀魚焼く単身赴任の夫帰る


安西 円覚
・琅玕 (ろうかん)の葉音さやかに夜長かな

長岡 帰山
 ・天空は神の畑の鰯雲

中邑 雅子
 ・みちのくの海の色せる秋刀魚かな

小林 美絵子

・母とゆく鈴虫寺の賑わいに
 

坂井 百合子
 
・嵐去り木犀香る路面かな
 

菊池 幸

・寝不足の秋をゆさぶる夜半の風


五井 夢

・さんま焦げ煙となりて青に溶け


山下 天真

・木刀の風切る音や秋さやか


堀 秀堂

・百歳へ秋刀魚の命戴きて


村林 小枝子

・秋刀魚焼く夕餉の皿に月あかり


山路 久美子

・満月のとけてたゆとう伊豆の海


荻須 節子

・五時の鐘さんまの煙流れくる





◆<私の一句> 
   

  さんまさんま「秋刀魚の歌」にさんま焼く

                      俵木 陶光

 昨年は秋刀魚を1尾も食べられなかったが、今年は食べまくっている。
詩人佐藤春夫は秋刀魚を介在として親友であった小説家谷崎潤一郎と一人の女性について遣る瀬ない気持をこの「秋刀魚の歌」の詩にぶっつけている。2人とも文化勲章の受章者であり、谷崎の方が5歳ほど上である。
 谷崎35歳のころ妻千代(子)とあまりうまくいっていないので20歳年下の丁未子と暮らし始め上々であった。佐藤は千代子夫人を強く慕っていたし、彼女の祖母に「若し谷崎がお千代さんを欺くようならば、いつでも引きとりにきますよ」と言っていた。谷崎もこの件について佐藤に焚き付けるようでもあった。。
 しかし気になるので知人に相談したところ、形の上だけでも本妻としたらということになった。しかしその気になっていた佐藤にとっては裏切られたことになり、しばらくは絶交状態が続いた。
 週刊誌的なことであるが谷崎の33ページに渡る「佐藤春夫に与へて過去半生を語る書」に出ている。その書き出しはこうだ。「佐藤君僕は昔からセンチメンタリズムの嫌いな人間だ」。
 佐藤も「秋刀魚の歌」の中に胸を掻き毟られるような気持で書いたに違いない。男女の結合が軽々しく行われていたとは驚きであるが、これも小説としての作品の一つなのかも知れない。谷崎の作品には「痴人の愛」「春琴抄」「細雪」などがある。
 一方離婚の経験者でもある佐藤はこう言っている。「詩人は不幸に泣く時すぐれた歌をつくる。女性は悲しみに沈んでいる時貴(あて)にうつくし」。さて千代夫人はどうだったのであろうか。


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      秋刀魚の歌   佐藤 春夫 (一部)

あはれ 秋風よ 情(こころ)あらば伝えてよ//
__ __男ありて今日の夕餉に ひとり
さんまを食(くら)ひて思ひにふける と。・・・・・

あはれ、人に捨てられんとする人妻と
妻にそむかれたる男と食卓にむかへば、
愛うすき父を持ちし女の児は・・・
・・・・・
あはれ 秋風よ
情(こころ)あらば伝えてよ、
・・・・・
さんま、さんま、
さんま苦(にが)いか塩つぱいか。
・・・・・


                              
◆次回の定例句会は、11月10日(土)13時〜15時40分
                   於浜田山会館
 ※浜田山会館が分からない方は、浜田山駅改札口に12時50分に集まってくだ  さい。

 兼題は、「立冬」・「当季雑詠」の3句提出


                                     
◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
                 TEL 090-3145-2654

◆文責:  俵木 敏光(陶光)

◆句会は原則として毎月第2土曜日の午後1時から3時40分まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。


◆毎回、その月の作品を紹介いたします。
    
・9月の作品の紹介
・9月の兼題は、「秋の暮」・「当季雑詠」で3句です。
                出題/選句:俵木 陶光
                
        

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・此道や行く人なしに秋の暮    芭蕉
・秋の暮大魚の骨を海が引く  西東三鬼
・秋の暮山脈いづこへか帰る  山口誓子
・水入れて壺に音する秋の暮  桂 信子
・灯一つコタンの秋の夕かな  阿波野青畝



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俵木 陶光

・背を向けし檻のゴリラや秋の暮


岡村 一道

・穂高稜線夕日残して秋の暮


芳村 翡翠

・校庭に人声高く秋の暮れ


片山 朝陽

・意志ありやなしやの海月波まかせ


安西 円覚
 ・秋の暮旅ゆくごとく居酒屋に

長岡 帰山
 ・時計打つ秋思の闇をふるはせて

堀 秀堂
 ・金時山下山を早む秋の暮

中邑 雅子
 
・耳飾りの片割ればかり秋の暮


小林 美絵子

・秋の暮小さき約束ある明日 
 

坂井 百合子
 
・さらさらと雲は流れて秋の暮


村林 小枝子

・秋の暮子にゆだねたる車椅子


五井 夢

・秋の暮西方浄土の陽は溶けて


山路 久美子

・暑きまま今日一日も秋の暮




◆<私の一句> 
   

秋涼や機械浴にも温もりを

                       關口静安

わたしも、もう数年で古希、おまけにパーキンソン病を患い、体が不自由で、それも進行してきている。家族の都合で、1年に何週間か老人ホームに入っている。もう昔のような元気はない。今年の9月は数日間、杉並浴風園の老人ホームに入っていたが、入浴が人手不足で、難しくなっている。週3日でも、入ればよいが今回は階段が昇降できないだろうということで、機械浴になった。機械浴というのは、からだをクレーンで釣り上げて、湯槽の中に入れるのである。
いろいろな方式はあるが、金網のかごに入って吊り上げられ、湯に浸されるのは、初めての経験であった。遊園地の乗り物に乗っているようでもあるが伊達や酔狂で乗っているのではない、浴槽の外で体を洗ってくれるから痒いところもなくなってよい上に、暖まる。風呂好きの私にはありがたいよい出来事であった。




                              
◆次回の定例句会は、10月13日(土)13時〜15時40分
                  於高井戸区民センター
 兼題は、「秋刀魚」・「当季雑詠」の3句提出

                                     
◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
                 TEL 090-3145-2654

◆文責:  俵木 敏光(陶光)

◆句会は原則として毎月第2土曜日の午後1時から3時40分まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。


◆毎回、その月の作品を紹介いたします。
    
・8月の作品の紹介
・8月の兼題は、「天の川」・「当季雑詠」で3句です。
                出題:安西 円覚
                選句:俵木 陶光
        

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・荒海や佐渡によこたふ天の河    芭蕉
・天の川の下に天智天皇と臣虚子と  高浜虚子
・天の川鷹は飼はれて睡りをり    加藤楸邨
・妻二タ夜あらず二タ夜の天の川     中村草田男
・天の川水車は水をあげてこぼす   川崎展宏
・はるけしや隠岐も真夜なる天の川  福沢さとし
・窓に銀河妻ならぬ人おもひ寝る   上村占魚


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俵木 陶光

・銀漢や前方後円墳眠る


岡村 一道

・天道虫リュック大きな女学生


芳村 翡翠

・闇深く見送るホーム天の川


長岡 帰山

・墓までのみち墓までの曼珠沙華


片山 朝陽
 ・我が影と思へぬ猫背極暑かな

浦田 久
 ・伊豆の宿夜空を洗う天の川

堀 秀堂
 ・氾濫の川筋光る天の川

関口 静安
 
・星を斬る剣の流れや天の川


中邑 雅子

・天の川我も地球もこの端に


菊池 幸

・故郷は遠のくばかり秋すだれ 
 

坂井 百合子
 
・「また来るね」祖母の笑顔も天の川


五井 夢

・激流となりし輪廻や天の川


村林 小枝子

・天の川音の聞こえぬ砂の道


                               
◆次回の定例句会は、9月8日(土)13時〜15時40分
                  於高井戸区民センター
 兼題は、「秋の暮」・「当季雑詠」の3句提出

*今回は、「私の一句」欄は休載しました。                                     
◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
                 TEL 090-3145-2654

◆文責:  俵木 敏光(陶光)

◆句会は原則として毎月第2土曜日の午後1時から3時40分まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。


◆毎回、その月の作品を紹介いたします。
    
・7月の作品の紹介
・7月の兼題は、「夕立」・「当季雑詠」で3句です。
                出題:安西 円覚
                選句:俵木 陶光
        

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・大夕立来るらし由布のかきくもり  高浜 虚子
・祖母山も傾山も夕立かな      山口 青邨
・夕立の空傾けて妙義山       川崎 展宏
・英彦山(ひこさん)の夕立棒の如きなり 野見山 朱鳥
・夕立のあと夕空の残りけり     今井 杏太郎
・夕立の上がるを待たず阿波踊    上大 暮湖

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俵木 陶光

・遠のいてゆく夕立や多摩茜
(あかね)

岡村 一道

・遠景に緞帳降ろす夕立かな



芳村 翡翠

・一村は大夕立に降り込まれ


長岡 帰山

・風鈴の鳴り続けをり君逝かば


片山 朝陽
 ・水弾く青年の肌夏の海

安西 円覚
 ・東京タワー スカイツリーも夕立かな

中邑 雅子
 ・十薬や脱藩街道ぬかるんで


小林 美絵子
 
・暗渠まだ大夕立を覚えてる


坂井 百合子
 
・夕立来ぬ間一髪の布団かな

菊池 幸
・夕立や畑に残るにはたずみ 
 

五井 夢

・夕立や研ぐ鍬鋭く土をたつ


堀 秀堂

・夕立を蹴飛ばし小学生の列

山下 天真
・夕立や歌ふがごとくリズムとり
                 
村林 小枝子

・ひきがへるお久しぶりと声をかけ



                          
◆<私の一句>               

老鶯や和同開珎
(かいちん)谷深き 俵木 陶光
 秩父には見所が沢山ある。秩父神社、宝登山神社、三峰神社、夜祭り、羊山公園、武甲山、秩父往還奥の栃本関所跡、長瀞岩畳、秩父札所(観音霊所三十四所巡礼)などなど。
 旧会員の小坂郁子さんは秩父に近いので(欠席投句者で、吟行には、川越、飯能、塩船観音などに参加)、車で色々秩父を案内してもらったことがある。
 今年の7月、健康アパレル関係の会合が秩父であって北海道から娘が友人2人とやって来た。偶然であるが3人とも4人の子の母親である。会場は眼下に秩父の町並を望む農園ホテルという名前に似合わぬ都会的な感じのいいホテルであった。2時間ばかりの会が終ったので3人を案内して、「やまとーあーとみゅうじあむ」へ寄った。ここは羊山公園の一角にあり一面ピンク色に染まる芝桜でも有名である。この端にある美術館は棟方志功の作品(板画)が中心で特に「釈迦十大弟子」は日本に先駆けて世界的に評価されたものであり圧巻である。
 次に和同開珎(かいちん)のモニュメント のあるところまで行った。今から1300年程前、秩父から銅が産出され製錬して朝廷に献納されたことによって日本最古の通貨となったことから年号も和銅と改元された。古事記や日本書紀が誕生する以前のことである。この辺には和銅採掘跡、製錬所跡などがあり、和銅遺跡の聖神社もある。最近、それより以前に(富本銭が出土したが流通等については尚不明)
 静かな山の森を出て待たせていたタクシーに乗り西武秩父駅へ向った。運転手とは色々話をし、三峰神社のロープウェイも廃止され、バスに代わったことなども分かった。駅で食事をとり、レッドアロー号で飯能経由で池袋へ出た。
掲出句は、和同開珎を模した直径2mのモニュメントのある近辺のものである。

    鶯や必死に森を鳴き尽くし    陶光
  
          

◆次回の定例句会は、8月11日(土)13時〜15時40分
                  於久我山会館
 兼題は、「天の川」・「当季雑詠」の3句提出
                                     ◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
                 TEL 090-3145-2654

◆文責:  俵木 敏光(陶光)
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