活動報告 - 最新エントリー


◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時半から4時位まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。


◆毎回、その月の作品を紹介いたします。俵木陶光選。
    

・11月の作品の紹介
・11月の兼題は、「黄落」・「やや寒」です。



片山 朝陽 
・黄落や石に夕日の染まりけり

五井 夢
・やや寒や時が翔けゆく灯火時(あかりどき)

関口 静安
 
・輝くは銀杏黄葉の並木道

俵木 陶光 
・黄落や湯島聖堂聖橋

長岡 帰山
・黄落やカッコウと鳴く青信号

中邑 雅子 
・天金の全集古りぬそぞろ寒

堀 秀堂 
・家族して寺の黄落厚く踏む

峯岸 まこと 
・山門の茅に散敷く黄葉かな

芳村 翡翠 
・そぞろ寒本堂にある地獄絵図

小林 美絵子 
・黄落や春草展の黒き猫

坂井 百合子 
・黄落の音のかそけき外苑前

山下 天真 
・久々の遠富士かすかそぞろ寒

村林 小枝子 
・黄落や錦のごとき嵐山

安西 円覚 
・安曇野や黄落幾重幾重にも

浦田 久 
・富士仰ぐ黄落の道開けたり




◆<私の一句>            

  「初富士や山中湖畔の里巡る」
関口 静安

 もう大分前の話になるが、富士山の近くに行ってみようと、家族で話が決まった。旅行誌をめくってみると、富士山のふもとの山中湖に、ビーグル犬を沢山飼っているペンションがあり、客に朝の散歩を頼んでいるという記事だった。これは珍しい所で犬の散歩を体験できるとあったので、早速予約の電話をかけ当日は車で出かけた。
シラカバなどの生い茂るそのペンションは、土日の事も有り混んでいた。
 昭和61年頃、私は重度の心身障害者の施設「プカプカポッポ」の指導員として、山中湖畔に来ていた。園生が夜眠らないので、車椅子を押して湖畔の桟橋に出た。「プカプカポッポ」というのは水深50センチの湖底から泡が吹き水面から水蒸気になって花が飛び交うように見えることを言うのであった。異様に神秘的できれいだった。車椅子上のM君は、笑って喜んでいた。
 ペンションに戻ると、風呂に入った後のんびりし、他の客が犬に夢中になっているのを見ながら、夕食のワインを開け寝てしまった。次の日もビーグル犬に、他の客が夢中になっているのを見て、犬なしの家族散歩となった。
 今でも山中湖の逆さ富士をきれいに写した写真を額に飾っている。犬の散歩はお預けになってしまったが、ビーグル犬ペンションからお礼の葉書が来た。今度は空いているときに行こうと思う。


 

 
◆次回の定例句会は、12月13日(土)午後1時30分〜4時
                 於 角川庭園 幻戯山房
      兼題は「小春」・「大根」です。

◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
                 TEL 090−3145−2654

◆文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)

◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時半から4時位まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。


◆毎回、その月の作品を紹介いたします。俵木陶光選。
    

・10月の作品の紹介
・10月の兼題は、「玉蜀黍(とうもろこし)」・「秋出水」です。



浦田 久 
・菜園の唐きび捥ぐや風一陣

岡村 一道 
・丘越えてなほ唐黍の畑かな

片山 朝陽 
・もろこしを剥けば真珠のごとき艶

五井 夢
・水マグマの如く轟く秋出水

関口 静安 
・今年また目黒の秋刀魚祭かな

俵木 陶光 
・とうもろこし畑へ向かい「もういいかい」

長岡 帰山
・流木の根も葉もつけて秋出水

中邑 雅子 
・狂ほしく川盛り上がる秋出水

堀 秀堂 
・玉蜀黍粉のパン忘れ得ぬ戦後かな

峯岸 まこと 
・真夜中の防災放送秋出水

芳村 翡翠 
・流れゆく鞄哀しや秋出水

小林 美絵子 
・屋久島芒一鉢置いて星を見る

坂井 百合子 
・うつし世の災い(わざはひ)流せ秋出水

山下 天真 
・秋出水中洲を襲ひ一文字

村林 小枝子 
・戦時下のとうもろこしの実る庭

安西 円覚 
・媼売る焼もろこしの醤油の香




◆<私の一句>            

  「名古屋場所膝を崩さぬ女将たち」
俵木 陶光

 『白門杉並』11号にも載せてありますが、平成19年の夏、上岡君義当支部顧問から「急なことですが、白門二八会の荻窪会の有志で玉春日関(現片男波部屋親方)を囲む会をやることになりました。荻窪の『かまくら』でやるので杉並支部の方も如何ですか」とのお誘いを受け、当日の夕刻会場に伺った。玉春日関と素敵な奥さんを中心に上岡顧問、鈴木康司元学長(玉春日関が学生の頃、相撲部のキャプテンで、鈴木元学長が相撲部長であった)、松本道介元文学部長他15名程が集まった。 
  関取とは教育問題から社会の動きまで気さくに話し合い、さすがは学員会の常識家だと思った。それから若の花を一気に降し相撲に目覚めたこと、奥さんとは大阪で知り合ったことなどなど。酒が入ると全員相撲評論家になっていた。小生も話題提供にと1句ずつ本場所の様子を詠んだ句を選びコピーしたものを配り紹介した。

・初場所       初場所やかの伊之助の白き髯   久保田万太郎
・春場所(大阪) 春場所や河風強き触れ太鼓      生方青蛙子
・夏場所      夏場所や汐風うまき隅田川      牧野寥々
・名古屋場所   名古屋場所膝を崩さぬ女将たち   俵木陶光
・秋場所       秋場所や川筋繋ぐ月見舟      水原秋桜子
・九州場所     博多場所しぐれがちなる中日以後 下村ひろし

 名古屋場所だけは小生の持っている大歳時記にも例句がなかったので急遽作句して載せることとした。
  大阪場所には砂かぶり辺の茶羽織の人達、九州場所では黒紋付の正装の芸者衆の横一列、名古屋場所では何人か料亭の女将と覚しき和服姿の、それも毎日異なる着物の正座姿が目立っていた。
  相撲は、国譲りの神話にもその源があり、1200年以前から「脱ぎ捨てて相撲になりぬ草の上」(炭太祇)のように力自慢が取っ組み合いをすることもあった。
恒武天皇の延暦11年(793)初秋には恒例の相撲節会としていたことが記録されている。その後1年の豊凶を占う神事となり、俳句の上でも「相撲(節会)」は季語になった。

 15年程前、当俳句会誕生案内の冒頭にも江戸時代の句を載せた。
・やはらかに人わけゆくや勝角力(すもう) 高井几董
・負くまじき相撲を寝物語りかな        与謝蕪村



 
◆次回の定例句会は、11月8日(土)午後1時30分〜4時
                 於 久我山会館
      兼題は「やや寒」・「黄落」です。

◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
                 TEL 090−3145−2654

◆文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)

第11回 グルメ会

カテゴリ : 
グルメ同好会
執筆 : 
t-ihara 2014-9-28 20:00
平成26(2014)年9月28日(日)12時から、南阿佐谷の「中国酒家Wang」で、第11回グルメ会を開催しました。





















参加は12名、中華料理のコースに舌つづみを打ち、老酒の香りに酔いしれて、話の花も咲かせました。





















料理人がニンジンでつくったおめでたい「ねずみ」や「鳥」の彫り物には、皆感嘆しました。





















次回グルメ会は、12月を予定。

(担当 グルメ同好会)
杉並区との協働事業、杉並・わがまちクリーン大作戦を今年も行いました。






















今回は、平成26(2014)年9月28日(日)朝10時30分にJR「阿佐ヶ谷」駅北口に集合し、中杉通り沿いを
 <阿佐ヶ谷駅〜早稲田通りで折り返し〜阿佐ヶ谷駅〜杉並区役所>
のルートで約1時間半かけて歩きながら、歩道や生け垣のゴミ拾いを行いました。
阿佐ヶ谷駅周辺は、年間を通じてほかのグループも参加している為か、比較的ゴミが少なく綺麗でしたが、それでもタバコの吸い殻や缶ジュースの空き缶などで、手持ちのゴミ袋がどんどん膨らんで行きました。
参加された皆様、お疲れさまでした。
(担当 ボランティア委員会)





中央大学音楽研究会混声合唱団 第51回定期演奏会が、平成26年9月26日(金)午後7時から、府中の森芸術劇場ウィーンホールで行われた。
http://c-konsei.lolipop.jp/special/2014_TheCreation/index.php
曲は、ハイドンが作曲したオラトリオ「天地創造」の1曲のみ、しかし約1時間40分の大曲である。

指揮は白石卓也氏、管弦楽はモーツァルト・アカデミー・トウキョウ、ソプラノに金持亜実、テノールに豊原奏、バスに田中俊太郎の各氏を招いて、混声合唱団がその後列を幾重にも満たした。

初めに、神は天と地を創造された、
地は形なく、空虚で、
闇が淵のおもてにあった。

そして 神の霊が
水のおもてを漂っていた。
神は言われた、「光あれ!」
すると光があった。

神はその光を見て、良しとされ、
光と闇を分けられた。

・・・・・

このように、聖書の天地創造の壮大な物語が始まった。

それにしても、コーラスで曲を支える混声合唱団男女4声が美しくも力強くそしてしっかりとまとまって響くハーモニーは、すばらしかった。

実に楽しめた演奏会だった。

 次回の演奏会は、12月21日(日)にヘンデル作曲「メサイア」、これも大曲だが、杉並公会堂大ホールで開催される。
http://c-konsei.lolipop.jp/concert.php
(井原太一 記)

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