活動報告 - 最新エントリー


◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時半から4時位まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。


◆毎回、その月の作品を紹介いたします。

・1月の作品の紹介(アイウエオ順繰り回し)
・1月の兼題は、「初富士」・「風邪」です。

安西 円覚 
・意を決し二十句目指す風邪籠

浦田 久 
・初富士や日の出と共に朱に映えて

岡村 一道 
・鉄骨に最終初富士拝みけり

片山 朝陽 
・初富士に宇宙の青を賜りぬ

五井 夢
・初富士の言霊(ことだま)の国幸多し

小林 美絵子 
・風邪薬リボンを掛けて下さいな

坂井 百合子 
・初富士に真白き今日をもらひけり

澤田 かつみ 
・初富士や世界遺産を背負ひけり

関口 静安 
・初富士や山中湖畔の里巡り

俵木 陶光 
・きっぱりと初富士群青色の中

長岡 帰山
・初富士の紅(くれない)となる恵方かな

中邑 雅子 
・白湯飲みて西高東低風邪ごもり

堀 秀堂 
・母の背に初富士を指すこどもの手

芳村 翡翠 
・とっつきの悪さが増して風邪男



◆<友人からの一句>
     中邑 雅子

 「坂道や一気に冬の空へのび」  大嶺 洋子

 この句は盛岡在住の旧友の作で今から35年ほど前に彼女からのはがきの最後に書かれていたものです。それまで俳句といえば芭蕉の「古池や」や「静けさや」の句のように枯淡な心境を表現した文学ととらえていて、若い時はあまり縁の無いものと思っていました。この句によって身近な素材をそのまま取り上げて作ることができるのだとわかり、俳句に親近感を覚えたものでした。その後も彼女は折に触れて手紙やはがきの最後に近作として俳句を書いて送ってくれました。私はといえば俳句に親近感を覚えたといっても実際に作句して句会に参加するようになるには更に20年以上の時間がかかりました。
 この「坂道や」の一句は平明な言葉と冬の空の清冽なイメージが北国育ちの私の心に激しくも懐しく迫ってきて忘れられない作品です。しかも私を俳句世界へ導いてくれるきっかけになった大切な一句です。

  

◆次回の定例句会は、2月8日(土)午後1時30分〜4時
                     於 高井戸地域区民センター
              兼題は「立春」・「海苔」です

◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)(俳句会事務局長)まで
                 TEL 090−3145−2654

◆文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)

◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時半から4時位まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。


◆毎回、その月の作品を紹介いたします。

・12月の作品の紹介
・12月の兼題は、「兎」・「冬紅葉」です。


俵木 陶光
 
・神在りし白兎(はくと)海岸しぐれけり

岡村 一道 
・氷河期を語る旅人啼兎

片山 朝陽
・友禅の肩に一葉の冬紅葉

長岡 帰山 
・もとの枝散るとき見えし冬紅葉

峯岸 まこと 
・岩滑る二段の滝や冬紅葉

安西 円覚 
・ベランダに赤目の男兎飼ふ

坂井 百合子 
・赤き眼は悲しき怒り白兎

中邑 雅子 
・兎網仕掛けたりしと隠れ里

芳村 翡翠 
・降る雨に艶めき立てり冬紅葉

小林 美絵子
・冬紅葉はさみし頁読み返す

堀 秀堂 
・冬紅葉ランナーの息荒々と

浦田 久 
・旅の宿庭の小径に冬紅葉

五井 夢 
・嬰児(みどりご)のほっぺに透ける冬紅葉

関口 静安 
・野兎や古墳の丘を横切って


◆次回の定例句会は、1月11日(土)午後1時30分〜4時
                     於 久我山会館
              兼題は「初富士」・「風邪」です

◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)(俳句会事務局長)まで
                 TEL 090−3145−2654

◆文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)
『白門杉並』(第25号、平成26年新年号)に関するお願い
                   広報委員長 太田哲二
(1)随筆募集。字数2000字以内。写真も可。12月20日までに、太田まで。
(2)広告募集。1段の半分が5000円。1段が1万円。2段が2万円。12月20日までに。
   太田哲二 携帯090−9248−0845
   太田FAX 03(3332)0672
   PCメール  info@ota-tetuji.jp
平成25年11月28日、『喫茶室ルノアール 新宿西口エステックビル店』にて
第1回インターネット委員会を開催しました。(参加者5名)

初めての試みということもあり、最初は手さぐり状態でしたが、
皆で話し合ううちによい意見が徐々に出始め、今後につながる話し合いができました。

ネットワークが多様化する今日、それを最大限に活用することは
更なる杉並支部の発展につながると思います。

精一杯頑張りますので、何卒よろしくお願い致します。
ご意見・ご感想などございましたら、何なりとお申し付けください。


武田

◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時半から4時位まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。


◆毎回、その月の作品を紹介いたします。

・11月の作品の紹介
・11月の兼題は、「鯛焼」・「七五三」です。


俵木 陶光
 
・小突かれて神前にゐる七五三

岡村 一道 
・親よりもポーズのきまる七五三

長岡 帰山 
・鯛焼を裏返す路地パリは雨か

片山 朝陽
・鯛焼が三列縦隊大空へ

安西 円覚 
・鯛焼を喰ひ病みつきの大僧正

鈴木 健 
・鯛焼や胸どきどきと少年期

小林 美絵子 
・アルバムのセピアの父母と七五三

芳村 翡翠 
・こんな日もあったのかなあと七五三

中邑 雅子 
・鯛焼のしっぽの先の焦げ目かな

坂井 百合子
・ぽっくりを響かせ小さき七五三

五井 夢 
・ひざかかへ上目使ひの七五三

関口 静安 
・思ひ出の施設の子等の七五三

沢田 かつみ 
・鯛焼や明治の名菓今もなほ

浦田 久 
・七五三軍服姿たりしときも



◆ <私の一句>            

逆光の富士の残影秋の海
    俵木 陶光

 昨年の9月下旬10人程の友人と葉山の海岸を散策することになった。京浜急行の新逗子から海岸回りのバスに乗り、県立美術館に寄った。館内で軽い食事をとり外へ出ると急に雨が降って来た。典型的な時雨で隣接の「しおさい公園」に着く頃にはもう止んでいた。しおさい公園は元葉山御用邸の一部で、大正天皇崩御、昭和天皇皇位継承の地でもある。そこから一寸歩いて私学共済の「相洋閣」に着いた。「かながわ景勝50選」の海岸を眼下に遠くは富士山、江の島が見渡せた。夕焼けに染まった富士山はいつまでも消えずに残っていた。
 翌日もずっと富士山が見えていた。大浜海岸、一色海岸などを散策し御用邸の裏に出、若い警官としばらくおしゃべりをした。一日海ばかり見ていると話し相手が欲しくなったったのであろう。
 森戸神社に立ち寄ると富士山、江の島、裕次郎灯台、ヨットなどがよく見えていた。絵はがきのように。
 

◆次回の定例句会は、12月14日(土)午後1時30分〜4時
                     於 久我山会館
              兼題は「兎」・「冬紅葉」です

◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)(俳句会事務局長)まで
                 TEL 090−3145−2654

◆文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)
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