活動報告 - 最新エントリー


◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時から3時40分まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。


◆毎回、その月の作品を紹介いたします。俵木陶光選。
    

・4月の作品の紹介
・4月の兼題は、「風光る」・当季雑詠で計3句です。



五井 夢

・天地は万物の逆旅
(げきりょ)なれど風光る

俵木 陶光
 
・鳶舞ひて三浦半島風光る

長岡 帰山
 ・父と子の紙飛行機や風光る

中邑 雅子
・階
(きざはし) をのぼれば天守風光る

堀 秀堂 
・風光る帆船操る白き波

峯岸 まこと 
・大寺の築地(ついぢ) 崩れて白木蓮

芳村 翡翠 
・風光る海の匂ひのただ中に

小林 美絵子
 
・生まれし児花びらにぎるかのように

坂井 百合子
・見上げたる梢に青き風光る

山下 天真
 ・風光る山紫水明恙(つつが)なく

村林 小枝子 
・風光る犬吠埼の海岸線

安西 円覚
・風光る鞄のパンダ揺れてをり

浦田 久
 
・人力車駆ける浅草風光る

片山 朝陽
 
・葉桜となりて残りし太き幹





◆<私の一句>
          峯岸まこと
    
 
 ・外つ国へ嫁ぐ子送る梅真白

 掲句は今年の2月にスイスに旅立った娘を送った日の句です。その1か月後、昨秋に同国に申請していた結婚が認められ、4月初旬に式が行われました。住居はスイスの北部でチュウリッヒとバーゼルのほぼ中間のオルテンという町です。信仰心が薄れているのは日本のみならずヨーロッパでも同様で教会での式もありますが、市役所等で婚姻届けへの署名を式にする形もあります。娘の場合もそうでした。
 役所の一部屋がそれに充てられ、テーブルの正面に役所の方(女性)、対面に新郎・新婦とそれぞれの立会人が座りました。卓上には赤い小さな燭が灯されていました。役所の方が結婚の意味などを述べ(ドイツ語でしたので私には理解できませんでした)、新郎、新婦が同意の意思表示、届出書に新郎・新婦と立会人が署名して式は終わりました。この間30分ぐらい、列席者はそれぞれの両親と親族、友人で10数名でした。式後、郊外のレストランで食事会が開かれ、乾杯は持参した日本酒(獺祭)でさせていただきました。
この地方では、「ゴッド・ファーザー」という仕組みがあるそうです。子どもが誕生するとその子が20歳になるまで、両親に万一の場合には親権者となるそうです。家族制度の危機管理と言えます。このたびの挙式にも夫君のゴッド・ファーザーが見えていました。また、夫君がゴッド・ファーザーになっているお子さんも見えていました。
3月から4月のスイスは日本とほぼ同じ気候でした。約2週間の滞在中に国内のあらゆるところに誘ってくれました。面積は日本の九州とほぼ同じですので、発達した鉄道を使うとかなりの範囲で日帰りが可能とのことです。帰国の前日(10日)に首都・ベルンを訪れました。アーレ川が蛇行する両岸に市街が広がっています。その高台に染井吉野桜が植栽されていました。奈良県榛原市の方が1975年に100本寄贈されたそうです。根付いたのは10本程度のようです。枝ぶりもよく、樹下に群咲く連翹と調和し、日本の春を彷彿としました。また、連翹の他に白木蓮、紫木蓮、柳、猫柳、雪柳、菜の花、水仙、山桜、八重桜(?)などを良く見かけました。
東京には4月12日に帰国しましたが、すでに桜の満開は過ぎていました。

      

◆次回の定例句会は、5月14日(土)午後1時〜3時40分
                 於 久我山会館   
 兼題は「若葉」・当季雑詠で計3句です。

◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
                 TEL 090-3145-2654

◆文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)

第17回グルメ会 (H28/4/23)

カテゴリ : 
グルメ同好会
執筆 : 
y-honda 2016-4-25 21:00
当日は、ハイキング同好会との合同企画でした。
朝10時にJR西荻窪駅に集合し、同駅の周辺にある地蔵と童子を巡った後、昼12時から「ビストロ、グラン、ソレイユ」で17名参加の下、フランス料理を楽しみました。
天候にも恵まれ2時間弱歩きましたので、料理もおいしくいただくことができました。

観桜会と懇親会(H28/4/2)

カテゴリ : 
西荻・西武沿線地区会
執筆 : 
m-anzai 2016-4-18 15:20
4月2日(土)午前11時30分に善福寺池に集合。参加者11名。
天気は曇りでした。ゆっくり歩きながら桜を楽しみ、池の周りの桜に若葉の緑がよく合い、より桜の花が美しく見えました。45分ほどの観桜でした。
懇親会は西荻窪駅前の「魚民」で行いました。母校の現況など積もる話に酔いも進み
皆、今年も桜を愛で酒を飲むことができました。また1年、健康で。



京王・井の頭沿線地区会では、3月26日(土)11時から、神代植物公園にて、恒例のお花見会を開催しました。
当日の参加者は、3歳から89歳までの20名でした。

今年の桜の開花日は21日と、例年より早めでしたが、その後寒い日が続き桜も足踏み。当日の花は2〜3分咲で、午前中は肌寒さを感じましたが、昼ごろから陽も射し暖かくなり、いつものように「話の花」は満開になりました。

参加者の最高齢・内藤さんからは小学生の頃226事件に遭遇した話、浦田さんからは広島で原爆に被災した時の話しなど、歴史の体験談が出たかと思えば、現役学生4名からは今時の話など、時代も年齢も越えた交流が図られました。

岩崎さんはお得意のギター演奏で、皆の歌をリードし、そして最後は円陣になって校歌を歌い、次回の再会を約して解散となりました。






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◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時から3時40分まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。


◆毎回、その月の作品を紹介いたします。俵木陶光選。
    

・3月の作品の紹介
・3月の兼題は、「春全般」・当季雑詠で計3句です。



片山 朝陽
 
・托鉢の僧に触れゆく春の蝶

五井 夢
・春雨や虹がとび散る一号線


俵木 陶光
 
・白木蓮白鳳釈迦佛深大寺

長岡 帰山
 ・白木蓮の白より雲の湧き出しぬ

中邑 雅子
 ・兵馬俑の夢はるかなり黄砂ふる

堀 秀堂 
・二百回春の句会や白木蓮

峯岸 まこと 
・外国(とつくに) へ嫁ぐ子送る梅真白

芳村 翡翠 
・外に出て掌(てのひら)に受く春の雨

小林 美絵子
 
・百歳(ももとせ) の白木蓮や青き空

坂井 百合子
・学舎
(まなびや) に笑顔残して巣立ちゆく

山下 天真
 ・春雨のささやくごとき目覚めかな

村林 小枝子 
・春重ね袴の孫は母となる

安西 円覚
・一心に瓦打つ雨桃の花

浦田 久
 
・草や木の新芽と出会う春日和




◆<私の俳句二題>
     俵木 陶光

 
 
・龍天に昇る白木蓮は二百回    陶 光
 中国の古事に「龍は万物生動する春の盛んな気が生ず云々」とあって春の季語になっている。白木蓮俳句会は平成11年に誕生し17年目に入り定例句会も200回の節目を迎えた。龍天に昇る気持が横溢している。
「日本人は昔から四季の移り変わりの折々に心に浮かぶ感慨を詩歌に託して来ました。人生を豊かにするために俳句を一緒にしませんか」と呼びかけ、俳句会が誕生した。月一回の定例句会の外に吟行俳句会で塚山公園、深大寺・神代植物園、国分寺、多摩キャンパス、多摩動物園、川越、横浜などへ出かけて行った。その間に合同句集『白木蓮』を6号まで発刊し、国会図書館にも納本している。会員の中にはNHK全国俳句大会に特選、大会大賞、朝日俳壇入選、個人句集数冊を発刊するなど活躍している。俳句ってどんなものだろうとゼロからスタートする人達も参加している。
 多摩キャンパスには俳句会の記念樹として白木蓮を植樹し、今満開である。これからも、花も俳句も咲き続けて行くと信じている。
  <学び舎にところを得たり白木蓮  市橋千鶴子(千翔)>
 
・早春の川一筋の速さかな     陶 光
 春先の川の流れは元気を取り戻したように思える。これは玉川上水の井の頭公園側のほたる橋からの句である。ここは68年前の昭和23年、太宰治が入水(じゅすい)した辺からほぼ1キロ下ったところで深さは4メートル、滔々とした流れで落ちたら二度と岸に上がれない程であった。年間10人以上の身投げの記録が残っている。金田一京助さんのお嬢さんも25才の若さで亡くなられ、久我山の上水側の土手に供養碑がある。昭和40年、江戸時代からの水道としての役目も終えたため水も細々と流れ、久我山の旧NHKグランド側からは地下水道となって下ってゆく。それでもほたる橋から下を覗くと往時の名残か跳び越えられる川巾であるが4メートルの川底深く音をたてて流れている。
 蛇足ながら、ほたる橋に因んで、久我山を流れる神田川と玉川上水では毎年6月初めの土・日に蛍祭をやっている。夜遅く子供達も帰った頃がいい。
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  死なうかと囁かれしは蛍の夜     鈴木真砂女
  緩やかに着てひとと逢ふほたるの夜  桂信子
  じゃんけんに負けて蛍に生まれたの  池田澄子
  人殺す我かも知らず飛ぶ蛍      前田普羅
  おおかみに蛍が一つ付いていた    金子兜太
 
  


 * 3月12日(土)定例句会の後、「白木蓮句会」200回記念祝賀会を吉祥寺・聘珍樓で行いました。11名の参加で大いに盛り上がり今後の会の発展を皆で誓い合いました。         
       

◆次回の定例句会は、4月9日(土)午後1時〜3時40分
                 於 高井戸区民センター    
 兼題は「風光る」・当季雑詠で計3句です。

◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
                 TEL 090-3145-2654

◆文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)
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