活動報告 - 最新エントリー

落ち葉感謝祭

カテゴリ : 
支部の行事
執筆 : 
m-anzai 2017-12-14 12:07
このイベントは落ち葉をごみとしないで自然の物質循環に戻していこうという趣旨で区民有志と杉並区の共同で開催するものです。
今年も11月25日、中杉通りの落ち葉を収集し、収集した落ち葉を阿佐ヶ谷けやき公園に運搬するとともに、参加者に昨年収集した落ち葉を肥料にした苗木を配布しました。(参加者 太田、本田、安西)

◆句会は原則として毎月第2土曜日の午後1時から3時40分まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。
※今月は「上野寛永寺・正岡子規庵」吟行がありました。句会は、1部:吟行句会、2部11月定例句会と11月4日(土)に合わせて行いました。

◆毎回、その月の作品を紹介いたします。俵木陶光選。
    

・11月の作品の紹介
・11月の兼題は、「秋全般」で計3句です。

<兼題「秋全般」について>
 秋全般の中から名句を拾うとなると名句が多すぎて迷いが深くなる。とりあえず次の句が浮んだので並べてみた。
・荒海や佐渡に横たふ天の川(芭蕉)
・鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分かな(蕪村)
・紫陽花に秋冷ひたる信濃かな(杉田久女)
・月光にいのち死にゆくひとと寝る(橋本多佳子)
・釣瓶落としといへど光芒しづかなり(水原秋櫻子)
・妻がゐて夜長を言へりさう思ふ(森澄雄)
・天平の花野に白きパンタロン(車谷弘)



俵木 陶光

・灯を刻む池対岸の秋深し


岡村 一道

・無花果の只管
(ひたすら)熟れて落ちにけり

芳村 翡翠

・秋晴れや箱根杣
(そま)道石畳

長岡 帰山
 
・晩年を頼る妹(いも)ゐて糸瓜(へちま))あり

片山 朝陽
 ・秋の水掬へば吾の生命線

安西 円覚
 ・銀杏をつけしまま行くハイヒール

中邑 雅子
・金木犀夜の帳(とばり)を厚くせり

小林 美絵子

・栗はむや馬籠の宿の小糠雨


坂井 百合子
 
・空高く鵯鳴き交はすこんな日は

浦田 久
・秋空や飛行機雲の大習字

堀 秀堂
・枯芝のゴルフボールを軽く打つ
        
山下 天真

・渓流や紅葉の便り早飛脚


五井 夢

・コスモスや池に手
(た)折りて空は さざ波

村林 小枝子

・つやつやと平たき顔の富有柿

                          
◆<上野寛永寺・正岡子規庵吟行記> 
               
俵木 陶光
・日時: 平成29年11月4日
・参加者: 安西 円覚(幹事)、岡村 一道、芳村 翡翠、
片山 朝陽、 堀 秀堂、小林 美絵子、
坂井 百合子、山下 天真、 俵木 陶光
 
 当日は秋日さんさん吟行日和で、午前10時JR鶯谷駅北口に集合した。この辺はラブホテルが軒を並べ連休中とも相まって若者達が沢山闊歩していた。丁度チェックアウトの時間のようだった。我々はこれから寛永寺を目指す。こちらが近道ということで正門からでなくお寺の裏口・通用門から入ることになったが一寸妙な感じであった。本堂の横手から回り込んで墓地に入り、天璋院・篤子の独立した一画の墓所の辺まで歩いた。
 そもそも寛永寺は、徳川三代将軍家光の時、江戸城の鬼門鎮護のため天海僧正が幕府の命を受けて創建したものである。広大な敷地も必要なところから藤堂家、津軽家、秀堂さんのご先祖・堀家などの諸大名の敷地の替地と引き換えに献上となり、2年半後に落慶することとなった。
   ・秋晴の吟行九人寛永寺    翡翠
   ・正面の根本中堂秋惜しむ   陶光
   ・銀杏黄葉仰げば流る空の河  百合子  
   ・鬼瓦紅葉ひとひらからめ落つ 天真
   ・天璋院の悲喜も埋れて冬紅葉 一道
   ・篤姫の墓所を透して薄紅葉  陶光 
 
 境内を散策の後、元来た道を戻り、子規庵に着いた。地図の上から見ると子規庵から根本中堂までは400m程であった。すでに女性を中心とした先客が手帳など広げていた。
 正岡子規は慶応3年(明治元年)生れ、夏目漱石と同年、今年は生誕150周年、明治150年でもある。明治27年からここ根岸の子規庵に越して来て、日清戦争の従軍記者となり、帰途舟の中で喀血しカリエスと診断され、妹・律の献身的な看病を受けていた。この子規庵に8年寝起きし、糸瓜(へちま)の3句を残し35才で死を迎えることになる。生前、律は子規の苦しい時に気が効かない、無器用だとよく言われていたこともあり、その後、律は共立女子大学の前身共立女子職業学校の裁縫科に入学し卒業後、職員・教員として合計20年在籍し教え子からは慕われていたようだ。

子規なき後の子規庵は母、妹、弟子達によって守られて来たが、昭和20年の空襲などで焼失し、同25年に再建された。
それから現在まで67年も経っている。庭には、十四五本もありぬべし、という鶏頭も植えられ、糸瓜も毎年苗から育てられている。部屋の中も子規生前の如く、子規も、虚子も、壁悟桐も近くにいるような感じがして来る。
   ・子規庵に鶏頭ひとつ枯れいたり   翡翠
   ・空青し鶏頭の花みな剪られ     美絵子
   ・文机のりんどうすくと兄妹     美絵子   
   ・命つなぐ子規の糸瓜の重さかな   百合子
   ・子規しのぶひょうたん記帳小春日に 秀堂 
   ・秋気澄む子規の向ひし机かな    朝暘
   ・子規の倍生きて空句(からく)や冬の雲 一道
   ・子規庵や天道虫の草わたり     円覚
   ・子規庵の小さき裏木戸冬来る    円覚

 この近くにもラブホテルが多かった。豆腐料理の「笹乃雪」が近くにあるので機会があったら一度行ってみたい、などと話をしながら句会場のある池袋へ向かった。句会場となった東京芸術劇場の中で軽食をとり、その中の一室で吟行句会の選句、続いて定例句会「秋全般」の選句となった。二つ続けて選句するのは大変ではあり、一考の余地がある。句会が終ってホッとしたところで近くの酒亭「いろはにほへと」へ寄って気分を休め、家路についた。
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◆次回の定例句会は、12月9日(土)午後1時〜3時40分
               於 久我山会館 
 兼題は「十一月」・当季雑詠で計3句です。

                                     ◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
                 TEL 090-3145-2654

◆文責:  俵木 敏光(陶光)

紅葉を見る会

カテゴリ : 
西荻・西武沿線地区会
執筆 : 
m-anzai 2017-11-20 21:49
11月11日(土)、西荻西武沿線地区会では今年も「紅葉を見る会」を催しました。初めて参加の方も2名おりました。会場は、大田黒公園でした。幸い天気はまずまずで、紅葉を満喫いたしました。懇親会は荻窪駅前の居酒屋でした。
公園参加8名(懇親会に反後氏、井原氏加わる)

第14回法律・税金セミナー

カテゴリ : 
支部の行事
執筆 : 
m-anzai 2017-10-31 10:52
 今年も10月7日(土)「暮らしに役立つ 法律・税金セミナー」を産業商工会館で催しました。今回、お亡くなりになりました川勝勝則先生の後、法律講座を急遽引き継いでいただきました柏原晃一先生に感謝申し上げます。  セミナーの講座名は、ここ例年同じですが、区民に一番関心があると思われる「相続の法律・税金」であります。切実な問題ですので参加された区民の方々の真剣な面差しが印象的でした。少しでもお役に立てれば幸いです。

◆句会は原則として毎月第2土曜日の午後1時から3時40分まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。


◆毎回、その月の作品を紹介いたします。俵木陶光選。
    

・10月の作品の紹介
・10月の兼題は、「月」・「当季雑詠」で計3句です。

<兼題「月」について>             俵木 陶光

江戸期以前、月は暦として大きな役割を果たして来た。毎月の初めが新月、15 日目が十五夜、月の終わりが晦日(みそか)月の形で日付けが分かった。しかしこれでは早く月日が回ってしまうので5年に2回程度2月に閏月(うるうづき)を置いて調整を図った(二月の次に閏二月)。
 月はまた、神話や文芸などに夜の物語りとして心を託して来た。月早し梢は雨を持ちながら(芭蕉)、月天心貧しき町を通りけり(蕪村)、月光にいのち死にゆくひとと寝る(橋本多佳子)、月の人のひとりとならむ車椅子(角川源義)など数多くの月に心を動かされて来た。

俵木 陶光

・月明
(げつめい)の道一筋を歩みゆく

岡村 一道

・ばうばうと銅鑼打つ船や月の海


芳村 翡翠

・闇破り舟下りゆく月の川


長岡 帰山
 
・帰り来て身の月光をふりこぼす

片山 朝陽
 ・花野行く風に色あり音のあり

安西 円覚
 ・啄木を朗読するや宵月夜

峯岸 まこと
 
・百日紅放蕩作家の旧居かな


中邑 雅子
 ・月白や山脈(やまなみ)の形(かた)[あらはにす

小林 美絵子

・月光や急降下するエレベーター


坂井 百合子
 
・こんなにも近くにありし金木犀

浦田 久
・明月や浜辺に寄せる波の音

堀 秀堂
・アマゾンの月の江白き飛行艇
      
山下 天真

・山の端に吾子の声充つ野紺菊


五井 夢

・雨雲に欠けし満月手にこぼる


関口 静安

・和菓子屋の今日の月もて廃業す


村林 小枝子

・退院の家にて名月見て居りし

                          
◆<私の一句> 
           
 栗剥きて栗むきむきて力尽き    
坂井百合子

 ここ2,3年、9月も末になるとなんだかそわそわしてしまう。
栗の季節だ・・。スーパーの売り場ですばやく眼を走らせる。
ああ栗ご飯食べたい・・。栗は案外早く店頭から姿を消す。
 昔のお母さんたちは大したものだ。栗剥きというあのつらい作業をものともせず、栗ご飯を何回も食卓に出してくれた。子供の頃は考えてもみなかったが、今になって栗ご飯のありがたさに気付いたのである。

 ここで、栗について少し。栗は縄文時代の主食の一つであった。保存が容易で、農耕が行われるようになってからも栗は非常食であった。栗はカロリーが高くて短時間にエネルギーが補給でき、ビタミン、ミネラル、食物繊維にも富み美肌効果もあるという。戦国時代には兵糧として用いられていた。当時の栗は、柴栗という小粒のものだった。昔の子供のおやつでもあった。

 幼稚園の栗拾いの時、大粒でぴかぴかの栗をいがから取り出した時の嬉しさを思い出す。
   あくせくと起さば殻や栗のいが 小林一茶
   拾ひたる日向の栗のあたたかし 星野立子

少し昔まで栗はとても身近な存在だったのだろう。私の住む調布市にも数十年前まで栗林がたくさんあったらしい。毎年9月末、府中の大國魂神社で「くり祭り」が催されている。武蔵野の大地で上質な栗が採れることから、徳川家に栗を献納していたようだ。
 
 栗拾ひねんねんころり言ひながら 小林一茶
 窓にゐて少しもらひぬ拾ひ栗 長谷川かな女

 現在栗は値段も高くなり、希少で贅沢な食べ物になってしまった。
 もてなしやランプの下に栗むきて 星野立子
 栗飯を炊けばこころは満ち足らふ 山口誓子
とはいえ、栗ご飯は相手をもてなし、皆の心がほっこり温まるごちそうであることは昔も今も変わらない。
よし栗ご飯を作ろう!!。
                               
◆次回の定例句会は、11月4日(土)、吟行と合わせて行います。
 <子規庵&寛永寺吟行>             
  集合日時:11月4日(土)午前10時
  集合場所:JR鶯谷駅北口改札口
  句会場:東京芸術劇場小会議室3(JR池袋駅西口)
午後1時〜5時
  懇親会場:居酒屋「いろはにほへと」 
午後5時15分〜7時15分
  提出句:3〜4句
 
                                     ◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
                 TEL 090-3145-2654

◆文責:  俵木 敏光(陶光)
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