活動報告 - 俳句同好会  (H.23.6.11)  No.16

俳句同好会  (H.23.6.11)  No.16

カテゴリ : 
俳句同好会
執筆 : 
m-anzai 2011-6-19 13:53
◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時から4時まで、主として久我山会館で開催しております。(出席者は10名程度)
一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。

◆毎回、その月の数名の作品を紹介いたします。


・6月の作品の紹介
・6月の兼題は、ビール、走り梅雨です。

◎芳村 重徳(俳号・翡翠)

・走り梅雨野武士の如く犬走る

・腹の底見えぬ男とビール飲む

◎峯岸 誠(俳号・まこと)

・田を巡る媼(おおな)の背ナに走り梅雨

・走り梅雨児が鳴らしゆくランドセル

◎関口 安生(俳号・静安)

・乾杯の地麦酒を注ぐ深大寺

・お別れを麦酒重ねて偲びけり

◎岡村 一道

・ビールは火薬若者いつも絶好調

◎山口 満(俳号:月山)

・生ビール音たて動く喉仏

◎俵木 敏光(陶光)

・青墨や夜のふかぶかと走り梅雨


◆<私の一句>
     安西 光昭(俳号:円覚)

「夏めくや噴煙高し桜島」

 私が俳句に興味を持ち始めたのは、4年前NHK・BS2で「俳句王国」という番組をたまたま見たからです。句会形式のその番組を何回か見ている内、徐々に俳句が面白く感じられるようになっていきました。そして遂に白門杉並俳句会に参加させてもらえましたのは、平成19年9月8日です。その後、何回もご指導を受けました。平成21年6月、他流試合をしてみたくなり、前出の「俳句王国」に初投句いたしました。はからずも、6月20日の放送で特選に選ばれました。この句は「夏めくや」の季語に約35年前鹿児島市に会社の出張で行った時の桜島ののどかな雄大な風景を思い出しぴったり合うのではと思い作ったものです。選者の星野椿先生に「夏めくや」の季題がよく効いていますと評していただきました。選ばれたことで大変自信がつきました。その後の作句の励みになっております。
その放送から2年経ちましたが、今俳句が一番面白いと思うところは、詠み手が作った句を他の人が読んで色んな解釈をしてもいいというところです。読み手にまかせるということです。感受性を強くして素晴らしい解釈が出来るようになりたいものです。今後も諸先輩・先生方のご指導、叱咤を頂き俳句に精進して参りたいと存じます。



◆長岡 隆司(俳号:帰山)さん 句集「一音(いっとん)」刊行
 (発行 ふらんす堂 ・全280句・3000円)
おめでとうございます。皆様もぜひお読み下さい。

<「一音」の中から数句紹介>

・自転車で帰山の僧に散る桜
・鶴引いて大いなる空あるばかり
・一山(いっさん)の声明に和す遠河鹿
・一山のこらえきれざる落花かな

      大田黒公園
・春の鯉身をゆらしては緋を溶かす
      荻窪八幡神社
・てのひらの賽銭匂ふ初詣

  「一音」に寄せて
・一直線に天を目指せる夏燕  陶光

◆次回の句会は、7月9日(土)1時半より4時
会場は、永福和泉地域区民センター第三集会室です。
兼題は、扇風機・昼顔です。

◆句会についてのお問い合わせ先: 片山 惠夫(俳句会事務局長)まで
                 TEL 042−675−9449

◆文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)

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