活動報告 - 俳句同好会 (白木蓮俳句会) (R.4.11.12) No.146
◆句会は原則として毎月第2土曜日の午後1時から3時40分まで、主として・高井戸地域区民センター・久我山会館等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。
◆毎回、その月の作品を紹介いたします。
・11月の作品の紹介
・11月の兼題は、「柿」・「当季雑詠」で4句です。
出題:安西 円覚
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・よろよろと棹がのぼりて柿挟む 高浜 虚子
・髪寄せて柿むき競ふ灯下かな 杉田 久女
・柿食ひぬ少年の日もかく食ひし 木下 子龍
・大きくて七ツの柿の籠に余る 高野 素十
・写真機をごつごつ構へ柿の秋 奥坂 まや
・朝の柿潮のごとく朱が満ち来 加藤 楸邨
・くちばしの一撃深き熟柿かな 津川 絵理子
・かじりたる渋柿舌を棒にせり 小川 軽舟
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俵木 陶光
・柿の実の色づきはじむ空青し
岡村 一道
・過疎の村柿は往時のまま実る
芳村 翡翠
・ふるさとを忘るなかれと柿赤し
安西 円覚
・寒鰤を捌く俎新調す
堀 秀堂
・吊し干す軒先長き柿御殿
中邑 雅子
・干し柿のすだれ越しなる会釈かな
小林 美絵子
・うらごしのかぼちゃ余して母逝ける
坂井 百合子
・柿たわわ今日より鳥の宴かな
菊池 幸
・風紋に鳥の足あと秋渚
山路 久美子
・柿色の光の中に木守柿
吉野 かおる
・脱藩の浪士見仰げし土佐の月
五井 夢
・無種柿熟す熟さぬ吾が投句
高橋 洋子
・板塀にもぐ人なしや熟し柿
萩須 節子
・焙煎に拘る店に冬が来る
関口 静安
・甘い香りの渋柿変化の一ケ月
◆次回の定例句会は、12月10日(土)13時〜15時40分
於 高井戸地域区民センター
兼題は、「牡蠣」・「当季雑詠」で4句提出
◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
TEL 090-3145-2654