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活動報告 - 俳句同好会 (白木蓮俳句会) (H.30.11.10日)  No.105

俳句同好会 (白木蓮俳句会) (H.30.11.10日)  No.105

カテゴリ : 
俳句同好会
執筆 : 
m-anzai 2018-11-24 13:56

◆句会は原則として毎月第2土曜日の午後1時から3時40分まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。


◆毎回、その月の作品を紹介いたします。
    
・11月の作品の紹介
・11月の兼題は、「立冬」・「当季雑詠」で3句です。
                出題:安西 円覚
                選句:俵木 陶光
                
        

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・立冬のことに草木のかがやける   沢木 欣一
・音たてて立冬の道掃かれけり    岸田 稚魚
・ビルの稜(かど)ゆうかげはやき冬に入る 竹下 竹人
・冬に入るきりっと締めて吉弥帯   高岡 とし子
・立冬の月皓々と朴の槍       富安 風生

・昔の小学校の教科書に高村光太郎の「冬が来た」というこんな詩が載っていた。
    きっぱりと冬が来た
    八つ手の白い花も消え
    公孫樹(いてふ)の木も箒になった
    冬よ 僕に来い、僕に来い・・・(以下略)

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


俵木 陶光

・立冬や川瀬の音も枯れ切って


岡村 一道

・取り替へし歯ブラシ硬き今朝の冬


芳村 翡翠

・相模灘白波立ちて冬に入る


長岡 帰山

・玄関のドア後ろ手に閉めて冬


安西 円覚
 ・火口湖の底知れぬ碧冬に入る

片山 朝陽
 ・立冬やムンクの叫び聞えたる

堀 秀堂
 ・立冬や声を限りの校歌祭

小林 美絵子

・藤籠に父の四つの鬼胡桃
 

坂井 百合子
 
・菜を洗ふ今年も冬の来たりける
 

山下 天真

・鹿除けの古着木に巻き冬に入る


中邑 雅子

・漬物の樽を並べて冬浅し


菊池 幸

・冬晴れや雲のとどまる峰ひとつ


荻須 節子

・坂東の礼所巡礼冬に入る


山路 久美子

・この空の深き蒼より冬に入る


五井 夢

・金色
(こんじき)に輝く雲や冬に入る

村林 小枝子

・侘助のにぎはふ朝の風静か





◆<私の一句> 
   

  コスモスや名画をしのぐ空の下

                      村林 小枝子
 広い平原に見事に咲いたコスモスのみずみずしさ美しさは、永遠の名画に勝る景観と自然の恵みに感謝の一句。

 私の近況
 5年前からリュウマチ性多発筋痛症に罹り服薬治療をしていたのですが、その薬の副作用のため昨年の4月に目まいを起こし体が2メートル位飛び上がってバシッと腰から床に落ちました。圧迫骨折の診断を受けましたが腰の打ち方が酷かったため中々立ち上がれず半年間病院生活となり、その間、医師、看護師、療法士の方々の親切、丁寧な治療のお陰で食事もとれるようになり12月末に退院することが出来ました。
その後、入退院を繰り返しましたので二人の息子たちは救急車の依頼やその度の手続きに振りまわされ忙しい思いをさせましたが9ヶ月を経て正式に退院し今年は自宅で年を越すことができそうです。次男が杉並区の介護制度の手続きをとりヘルパーさんの介護を受けられるように手配し、銀行の用事は次男の薦めで長男が引き受けてくれ、定期の通院の際の付き添いも、院内の車椅子移動も処方箋で薬局での薬の受け取りもと、動けない私を二人がサポートしてくれ助かっています。ヘルパーさんには買い物・入浴・掃除と時間でお願いし歩行器を頼りに自炊をして間もなく1年が経過します。
 私自身も段取りに慣れ、ヘルパーさんの体制も理解でき改めて世の中の仕組みを知ることが出来、本当に有難く思っています。転倒した昨年はあまりの打撲の酷さに人生の希望を失っていたのですがこのように多くの人々の親切な介助のお陰で生きる希望を取り戻すことが出来ましたことは感謝のほかありません。
 近所に住む孫が時々お料理、デパートの買い物、旅行の話などしてくれ、同じ年の友人からは折々に電話で励まされています。八十八歳を過ぎた今、外出もままならないこのような状態になったことは残念ですが、周囲の気遣いに感謝し自分なりの努力が出来る生活を一日も長くと頑張る気持ちになっているところです。

                              
◆次回の定例句会は、12月8日(土)13時〜15時40分
                   於久我山会館 
  兼題は、「師走」・「当季雑詠」の3句提出


<吟行のお知らせ>
場所: 殿ヶ谷戸庭園 TEL042-324-7991
日時: 12月5日(水)10時30分 集合
集合場所:JR国分寺駅改札出てすぐ前
「びゅうプラザ」前 
句会場: 紅葉亭(庭園内)13時〜16時20分  3句提出
※昼食は、紅葉亭内でできます。
句会後、懇親会を荻窪「さかなや道場」で行います。

                                  
◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
                 TEL 090-3145-2654

◆文責:  俵木 敏光(陶光)


                                     

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