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活動報告 - 俳句同好会  (H.25.3.9)  No.37

俳句同好会  (H.25.3.9)  No.37

カテゴリ : 
俳句同好会
執筆 : 
m-anzai 2013-3-18 8:40

◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時半から4時位まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。

◆毎回、その月の作品を紹介いたします。

・3月の作品の紹介
・3月の兼題は、「春場所」・「春の雪」です。


俵木 陶光
 
・春場所や今も大鵬手に賜杯

山口 月山  
・春場所や難波の空へふれ太鼓

岡村 一道 
・春の雪東京は坂多き街

長岡 帰山 
・かりそめのわが影を置く春の雪

峯岸 まこと
・湯の街の濡れて融けゆく春の雪

安西 円覚 
・ひとことも発せず消えし春の雪

片山 朝陽 
・石垣のすき間に消えし春の雪

五井 夢 
・現世(うつつよ)はきまぐれ心春の雪

中邑 雅子 
・降り積もる結願(けちがん)の日の春の雪

小林 美絵子 
・風光るホームに電車待つ五分

芳村 翡翠 
・春の雪昏れゆく海に溶け入りぬ

肥田 浩一 
・水墨の春の雪降る立石寺

堀 秀堂 
・春雪の戯れし夜の明けにけり

浦田 久 
・陽光に乱反射する春の雪



◆ 
『郷愁の詩人  与謝 蕪村』 を読んで
       
 (萩原 朔太郎著)昭和11年刊
                                安西 円覚
 2月の本稿で陶光先生が「蕪村」を取り上げられましたので「蕪村」入門書として最適と言われる本書を読んでみました。

遅き日のつもりて遠き昔かな  蕪村
(春の日の暮れるまで遅々としている日永(ひなが)の日々が、幾重にも積もって遠き昔に繋がっている)
 日本近代詩の父といわれる萩原朔太郎はこの句を、蕪村の代表俳句として挙げ、「蕪村のポエジー(詩)の実体は、時間の遠い彼岸に実在している彼の魂の故郷に対する《郷愁》であり、昔々しきりに思ふ子守唄の哀切な思慕であった。」と、一貫してこの言葉をリフレインし、また「青春性・浪漫性・洋画風」などの語が文章のあちこちに散りばめられています。
 枯淡とか寂び、風流という一般的特色と考えられている俳句を毛嫌いしていた朔太郎にとって唯一の例外として蕪村の俳句だけは好きでありました。そこに明治以後の詩壇における欧風の若い詩とも情趣に共通するものを感じ取っていたからです。
 一方、彼は、正岡子規の蕪村論に強烈に反論をしています。子規とその門下生の根岸派一派の俳人は自然をその「あるがままの印象」で単に平面的にスケッチする「写生主義」を当時唱えていた。そして蕪村こそがかれらの写生主義にマッチした規範的俳人とみなされていた。朔太郎は、蕪村が単なる写生主義者ではなくその句に情感が深く描かれ、郷愁が痛切にうたわれている真の叙情詩人であると主張する。
 このように本書では朔太郎は新しい詩人の鑑賞眼で古典俳句のリリック(抒情詩)の真の詩的精神を見直そうとしたのです。
 蕪村に関しては小生は”菜の花や月は東に日は西に”におけるように、色彩感覚がすぐれている句を作る、また画家の眼から作句してる人だな〜と十代の頃から感じていました。最近、近代・現代の俳句ばかり目にしていましたが、今回古典俳句に関するこの評論を読みまして古典俳句をより身近に感じ、もっともっと見直さなければと感じています。



◆次回の句会は、4月13日(土)1時半より4時半
会場は、久我山会館です。
兼題は、「浅蜊」・「辛夷(こぶし)」です。

◆句会についてのお問い合わせ先: 片山 惠夫(俳句会事務局長)まで
                 TEL 090−8773−4881

◆文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)
 

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