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活動報告 - 俳句同好会カテゴリのエントリ


◆句会は原則として毎月第2土曜日の午後1時から3時40分まで、主として・高井戸地域区民センター・久我山会館等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。

◆毎回、その月の作品を紹介いたします。
    
・11月の作品の紹介

・11月の兼題は、「柿」・「当季雑詠」で4句です。
                 出題:安西 円覚


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・よろよろと棹がのぼりて柿挟む  高浜 虚子 
・髪寄せて柿むき競ふ灯下かな   杉田 久女
・柿食ひぬ少年の日もかく食ひし  木下 子龍
・大きくて七ツの柿の籠に余る   高野 素十 
・写真機をごつごつ構へ柿の秋   奥坂 まや
・朝の柿潮のごとく朱が満ち来   加藤 楸邨
・くちばしの一撃深き熟柿かな   津川 絵理子  
・かじりたる渋柿舌を棒にせり   小川 軽舟     
                                                                  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



俵木 陶光

・柿の実の色づきはじむ空青し


岡村 一道

・過疎の村柿は往時のまま実る


芳村 翡翠

・ふるさとを忘るなかれと柿赤し


安西 円覚

・寒鰤を捌く俎新調す


堀 秀堂

・吊し干す軒先長き柿御殿


中邑 雅子

・干し柿のすだれ越しなる会釈かな

 
小林 美絵子

・うらごしのかぼちゃ余して母逝ける


坂井 百合子

・柿たわわ今日より鳥の宴かな


菊池 幸

・風紋に鳥の足あと秋渚


山路 久美子

・柿色の光の中に木守柿


吉野 かおる

・脱藩の浪士見仰げし土佐の月


五井 夢
無種柿熟す熟さぬ吾が投句

高橋 洋子
板塀にもぐ人なしや熟し柿

萩須 節子
焙煎に拘る店に冬が来る

関口 静安

甘い香りの渋柿変化の一ケ月


◆次回の定例句会は、12月10日(土)13時〜15時40分
               於 高井戸地域区民センター

  兼題は、「牡蠣」・「当季雑詠」で4句提出

◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
                 TEL 090-3145-2654

◆句会は原則として毎月第2土曜日の午後1時から3時40分まで、主として・高井戸地域区民センター・久我山会館等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。

◆毎回、その月の作品を紹介いたします。
    
・10月の作品の紹介

・10月の兼題は、「かまきり」・「当季雑詠」で4句です。
                 出題:安西 円覚


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・蟷螂の反りたる姿勢枝先に    星野 立子 
・蟷螂のとびかへりたる月の中   加藤 楸邨
・蟷螂のをりをり人に似たりけり  相生垣瓜人
・逆光に透く蟷螂がこちら向く   川崎 展宏 
・すがりたる草に沈みていぼむしり 稲畑 汀子
・蟷螂もこゑ出せば死に易からむ  藤田 湘子
・山風に顔の削がるるいぼむしり  若井 新一
・かまきりの斧あらはれてから目玉 西野 文代     
                                                                  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



俵木 陶光

・手のひらに緑動くや子かまきり


岡村 一道

・地下鉄の地表しばしの蝉時雨


芳村 翡翠

・流されてゆくよ野分の戯れ蟷螂


安西 円覚

・小諸駅列車の窓のいぼむしり


堀 秀堂

・かまきりやズボンに潜り東京へ


中邑 雅子

・蟷螂やふりあぐる鎌に光あり

 
小林 美絵子

・かぼちゃ切る怒りを少しのせてみる


坂井 百合子

・雄かまきり食われて繋ぐ命かな


菊池 幸

・影長き後ろ姿や秋遍路


山路 久美子

・かまきりは早や枯色になりにけり


吉野 かおる

・コスモスの原に晩鐘降りそそぎ


五井 夢
パーキンソン『戦争は邪だ』字が叫ぶ

高橋 洋子
まだ百とつぶやき眠る母の秋


◆次回の定例句会は、11月12日(土)13時〜15時40分
               於 高井戸地域区民センター

  兼題は、「柿」・「当季雑詠」で4句提出

◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
                 TEL 090-3145-2654

◆句会は原則として毎月第2土曜日の午後1時から3時40分まで、主として・高井戸地域区民センター・久我山会館等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。

◆毎回、その月の作品を紹介いたします。
    
・9月の作品の紹介

・9月の兼題は、「流れ星」・「当季雑詠」で4句です。
                 出題:安西 円覚


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・星一つ命燃えつつ流れけり   高浜 虚子 
・流星の使ひきれざる空の丈   鷹羽 狩行
・死がちかし星をくぐりて星流る 山口 誓子
・流星や音一つなき島の宿    稲畑 汀子 
・これほどの星これほどの流れ星 今井 肖子
・星飛ぶや寝ねし我家へ帰りつく 篠原 温亭
・馬の瞳の流星とどめゐたらずや 永島 靖子
・星飛んで離ればなれの我とわれ 東 文津子    
                                                                  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



俵木 陶光

・法師蝉明日の命を鳴き尽す


岡村 一道

・風紋を砂場に残す野分かな


芳村 翡翠

・流星群箱根の渓の空深し


安西 円覚

・流星や残業の灯の我照らす


堀 秀堂

・流星や高校天文部活卒


中邑 雅子

・星飛びぬ片わればかりの耳飾り

 
小林 美絵子

・ゆっくりと回す秋思の化粧筆


坂井 百合子

・ママ今日は流れ星の日なんだよ


菊池 幸

・流星や今日という日はこれっきり


山路 久美子

・星流る想ひを馳せしことひとつ


吉野 かおる

・風に乗る八分音符やけらつつき


荻須 節子

・掛香や母の以外な恋話


関口静安

・弓矢より射たれし空を流れ星


五井 夢

・流れ星夫
(つま)は子に初恋話
 


◆次回の定例句会は、10月8日(土)13時〜15時40分
               於 高井戸地域区民センター

  兼題は、「かまきり」・「当季雑詠」で4句提出

◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
                 TEL 090-3145-2654

◆句会は原則として毎月第2土曜日の午後1時から3時40分まで、主として・高井戸地域区民センター・久我山会館等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。

◆毎回、その月の作品を紹介いたします。
    
・7月の作品の紹介

・7月の兼題は、「万緑」・「夏木立」・「当季雑詠」で4句です。
                 出題:安西 円覚


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・万緑の万物の中大仏  高浜 虚子 
・万緑の中や吾子の歯生え初むる  中村草田男
・万緑やわが掌に釘の痕もなし   山口 誓子
・万緑や鳥は横貌より見せず    永島靖子 
・万緑やおどろきやすき仔鹿ゐて  橋本多佳子
・萬緑や牛飼ひの掌の広く優し   成田 千空
・万緑にとべばましろき鳥ならむ  平井 照敏
・万緑や洋食店に客の列      皆吉 司    
                                                                  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



俵木 陶光

・さわさわと風の挨拶夏木立


岡村 一道

・夏木立抜けて魚影の梓川


芳村 翡翠

・渓空に万緑迫り押してくる


堀 秀堂

・吊り橋や万緑の鳥下に聞く


中邑 雅子

・万緑の力を借りて告白す

 
小林 美絵子

・万緑や昨日のわたし抱きしめる


坂井 百合子

・二人乗りレンタサイクル夏木立


菊池 幸

・風の道留めて繋ぐ夏木立


山路 久美子

・バス登る青葉若葉に芽唐松


吉野 かおる

・色里の月琴鳴りし月涼し



 
◆次回の定例句会は、8月13日(土)13時〜15時40分
               於 高井戸地域区民センター

  兼題は、「流れ星」・「当季雑詠」で4句提出

◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
                 TEL 090-3145-2654

◆句会は原則として毎月第2土曜日の午後1時から3時40分まで、主として・高井戸地域区民センター・久我山会館等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。

◆毎回、その月の作品を紹介いたします。
    
・6月の作品の紹介

・6月の兼題は、「紫陽花」・「当季雑詠」で4句です。
                 出題:安西 円覚


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・あぢさゐやきのふの手紙はや古ぶ  橋本多佳子 
・花二つ紫陽花青き月夜かな     泉 鏡花
・紫陽花の雨に重さを持ちはじむ   嶋田 一歩 
・紫陽花の末一色となりにけり     一茶
・紫陽花のパリーに咲けば巴里の色  星野 椿
・あぢさゐのどの花となく雫かな   岩井 英雅
・紫陽花や子を生み終えし高いびき  岩田 由美     
                                                                  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



俵木 陶光

・その中に妻の蛍も近づき来


岡村 一道

・大昔紫陽花食べしカメレオン


芳村 翡翠

・七変化海辺の町の理髪店


安西 円覚

・早足のヒールの音や熱帯魚


堀 秀堂

・スイッチバック紫陽花電車かけぬけて


中邑 雅子

・山あぢさゐ濡れつつゆけばけもの道

 
小林 美絵子

・紫陽花と夜へ向かう子母の留守


坂井 百合子

・もて余す身を横たへし四葩かな


菊池 幸

・ひらひらとただひらひらと竹落葉


山路 久美子

・打ち揃う主なき庭のどくだみや


荻須 節子

・紫陽花やみつけてみたし吾の色


吉野 かおる

・弾け飛ぶ四方山話ビヤホール



 
◆次回の定例句会は、7月9日(土)13時〜15時40分
               於 高井戸地域区民センター

  兼題は、「万緑」「夏木立・「当季雑詠」で4句提出

◆句会についてのお問い合わせ先: 安西 光昭(円覚)まで
                 TEL 090-3145-2654
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