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活動報告 - 俳句同好会カテゴリのエントリ

◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時から4時まで、主として久我山会館で開催しております。(出席者は10名程度)
一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。

◆毎回、その月の作品を1人2句とし4名ずつ紹介いたします。


・3月の作品の紹介
・3月の兼題は、、水温む(みずぬるむ)、風船です。

◎岡村 一道

・爆弾でありし時代や紙風船

・観光船光る航跡水温む

◎浦田 久

・水温む恋のたはむれ神田川

・鷺一羽沢を歩きて水温む

◎安西 光昭(俳号・円覚)

・風船が割れて雲水悟りあり

・風船に飛び乗る吾子よ何処へ行く

◎中邑 雅子

・ふるさとの津波の報せ春寒し

・如月の空をひとつに千の風

◆俳句クイズ
<前回の正解>は次の通りです。

・つまづきて修二会のを手につかむ
(橋本多佳子)

・これよりは恋や事業や水温む (高浜虚子)

・春近き銀座の空を鴎飛ぶ (大谷句仏)

◆俳句クイズも丁度一年経ちましたので一旦終了し、三月からは「私の一句」を順に掲載いたします。


 <私の一句>     俵木 敏光(俳号・陶光)

「思ふさま卒業生に春一番」 陶光

 中央大学杉並高校から杉並支部に、毎年入学式や卒業式の招待状が届き交代で参加していた。数年前の卒業式には春一番が吹き荒れ卒業生に強烈な祝福を送っていた。特に女子は花束や記念品を胸に抱え、もう片方の手で髪や晴着の裾を押え必死で風に立ち向かっていた。これから受けなければならない試練の先鞭のようでもあった。
 卒業春一番も春の季語である。一句の中に季語が二つあると「季重ね」と云って嫌われるが、新しい一つの門出と一年の最初の季節とを結びつけたつもりである。春一番を大風吹く等とすることも出来るが、一番という字を使って祝いたかったのである。なお、歳時記には卒業の季重なりとして北窓巣箱などが見受けられる。
 卒業生に対してエールを送った句にこんな句もある。

「これよりは恋や事業や水温む」 虚子
 以前ある女子大で長年入学式や卒業式の司会をやっていたことがある。卒業式の晴着も年によって様々に変わった。クラスエートたちとは在学中最後の試験が終わってから久しぶりの再会であり、彼女達のおしゃべりを黙らせることは並大抵のことではなかった。式が終わって親達も引き上げると講堂は深閑として数人の職員が後片付けをするだけであった。入学式の準備もすでに始まっていた。
「卒業子去って講堂椅子ばかり」 陶光


◆次回の句会は、横浜港大桟橋・山下公園吟行句会です。集合場所と日時は、東急東横線・渋谷駅改札口前に4月15日(金) 午前10時です。

◆句会についてのお問い合わせ先: 片山 恵夫(俳句同好会事務局長)まで TEL 042−675−9449

文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)
◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時から4時まで、主として久我山会館で開催しております。(出席者は10名程度)
一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。

◆毎回、その月の作品を2〜3名ずつ紹介いたしますが、今回は1人2句とし紹介者を増やしました。


・2月の作品の紹介
・2月の兼題は、、春炬燵(はるごたつ)、芽吹です。

◎峯岸 誠(俳号・まこと)

・窓外は淡雪しきり試験場

・庭石に仏飯載せて寒施行

◎関口 安生(俳号・静安)

・亡き猫をふと思ひ出し春炬燵

・庭園の芽吹きふはりと雲の中

◎浅沼 仁美子

・言ひかけて言葉途切れる春炬燵

・庭の木々縄を解かれて芽吹をり

◎伊尾喜 小夜子

・ものの芽の息吹聞こえし雑木山

・春耕の土の香りや朝日中

◆俳句クイズ
<前回の正解>は次の通りです。

・一月の川一月の・の中 (飯田龍太)

・初夢や・夜逃げ支度の姉と逢ふ (角川春樹)

・初場所や昔しこ名に・寒卯 (百合山羽公)

<今月の俳句クイズ>
アンダーラインの三つの中から一つ選んで下さい。作者の気持ちになってどうぞ。正解は次回で。

・つまづきて修二会の・を手につかむ
(橋本多佳子)

・これよりは恋や事業や・寒明ける水温む山笑ふ
(高浜虚子)

・春近き・銀座の空皇居の堀多摩の岸辺を鴎飛ぶ (大谷句仏)

<早く知りたい方は、片山、安西(光)まで>

◆俳句クイズも丁度1年経ちましたので一旦終了し、三月からは「私の一句」を順に掲載いたします。

◆次回の句会は、3月12日(土)午後1時半より4時
会場は、久我山会館第一集会室(2F)です。

兼題は、水温む・風船です。

◆句会についてのお問い合わせ先: 片山恵夫(俳句会事務局長)まで 042−675−9449

文責・俳句同好会会長 俵木敏光(陶光)
◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時から4時まで、主として久我山会館で開催しております。(出席者は10名程度)
一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。

◆毎回、その月の作品を2〜3名ずつ紹介いたします。


・12月の作品の紹介
・12月の兼題は、十二月(師走など)、厄払い(厄年と関係なく)、寄せ鍋、年忘れです。

◎堀 秀夫(俳号・秀堂)

・十二月八日領海のことをふと

・あの頃は部課ごと温泉年忘れ

・寄せ鍋や交流深まる研修会

◎峯岸 誠(俳号・まこと)

・中締はエールに校歌年忘れ

・寄鍋と太き筆文字置行灯

・鎌倉宮土器(かわらけ)投げて厄払

◎関口 安生(俳号・静安)

・年忘れ暮れゆく山の夕景色

・十二月天空に立つオリオン座

・買物の籠に寄せ鍋肉魚

◆俳句クイズ
<前回の正解>は次の通りです。

・しみじみと秋を惜みぬ二三人 (三宅嘯山)

・木枯やに残る海の色 (芥川龍之介)

玉のごとき小春日和を授かりし(松本たかし)

<今月の俳句クイズ>
アンダーラインの三つの中から一つ選んで下さい。作者の気持ちになってどうぞ。正解は次回で。

・父祖の地に・闇のしづまる又年老いて孫来て遊ぶ大晦日 (飯田蛇笏)

冬の蝶(モズ)鳴きて霜柱はがねのこゑをはなちけ里(石原八束)

・スケートの濡れ刃携へ・初滑り人妻よ街を行く
(鷹羽狩行)

<早く知りたい方は、片山、安西(光)まで>

◆次回の句会は、1月8日(土)午後1時半より4時半
会場は、高井戸区民センター第三和室です。

兼題は、除夜の鐘・七種(七草)・初烏です。

◆句会についてのお問い合わせ先: 片山恵夫(俳句会事務局長)まで 042−675−9449

文責・俳句同好会会長 俵木敏光(陶光)
◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時から4時まで、主として久我山会館で開催しております。(出席者は10名程度)
一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。

◆毎回、その月の作品を2〜3名ずつ紹介いたします。


・11月の作品の紹介
・11月の兼題は、晩秋、酉の市、秋灯です。

◎長岡 隆司(俳号・帰山)

・近道は思はぬ暗さ酉の市

・晩秋の赤い自転車倒れしまま

・晩秋の稲荷狐の眼が光る

◎鈴木 健

・晩秋の季節深まる名残かな

・朝晩の寒さ覚えし大気かな

・八つ頭食ひし思ひ出酉の市


◎澤田克躬(俳号・かつみ)

・晩秋や心はいつか縄暖簾

・秋燈や闇に浮き立つ逍遥園

・晩秋や薄化粧待つ富士の山

◆俳句クイズ
<前回の正解>は次の通りです。

・秋深し・芸者がをどる白虎隊
(山口青邨)

校長もころげ運動会日和(服部海童)

金亀虫(こがねむし)
擲つ(なげうつ)闇の深さかな(高浜虚子)

<今月の俳句クイズ>
アンダーラインの三つの中から一つ選んで下さい。作者の気持ちになってどうぞ。正解は次回で。

・しみじみと秋を惜みぬ・星の天旅の宿二三人
(嘯山)

・木枯や・魚船写真に残る海の色
(芥川龍之介)

婚礼の待ちかねし玉のごとき小春日和を授かりし(松本たかし)

<早く知りたい方は、片山、安西(光)まで>

◆新人紹介(H22.11月例会より)
・佐藤操(みさお)さん<男性>
杉並支部ホームページを見てのお申し込みです。

・浅沼仁美子(きみこ)さん<女性>
角川詩歌館まつりに参加してのお申し込みです。
 

◆次回の句会は、12月11日(土)午後1時半より4時
会場は、浜田山会館和室です。

兼題は、十二月(師走)・厄落し・寄せ鍋・年忘れです。

◆句会についてのお問い合わせ先: 片山恵夫(俳句会事務局長)まで 042−675−9449

文責・俳句同好会会長 俵木敏光(陶光)
◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時から4時まで、主として久我山会館で開催しております。(出席者は10名程度)
一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。

◆毎回、その月の作品を2〜3名ずつ紹介いたします。


◆10月の作品の紹介
◎10月の兼題は、秋風、秋の川(海)、芒です。

◎片山恵夫(俳号朝陽)

・病葉(わくらば)や流れを急ぐ秋の川

・箱根路や芒(すすき)まぶしき一人旅

・思ひ出を捨てる人あり秋の海

◎俵木敏光(俳号陶光)

・秋風や塔の水煙暮れ残る

・匂ひ来し油絵の具も秋の風

・群青の色にとがりし秋の海


◎五井史子(俳号夢女)

・星くづを集めてうねる芒の夜

・赤とんぼとどめて速し秋の川

・生と死を彼岸に裁く秋の川

◆俳句クイズ
<前回の正解>は次の通りです。

・コスモスを離れし蝶に谿深し
(水原秋桜子)

遊女屋の使はぬ部屋の秋の暮(松本たかし)

・生きてあることのうれしき新酒かな (吉井勇)

<今月の俳句クイズ>
アンダーラインの三つの中から一つ選んで下さい。作者の気持ちになってどうぞ。正解は次回で。

・秋深し・少年乙女ら芸者がをどる白虎隊
(山口青邨)

校長もころげ母親もはちまきカレーの香ただよう運動会日和(服部海童)

鈴虫の鳴きたるこがね虫なげうつ月雲に陰れし闇の深さかな(高浜虚子)

<早く知りたい方は、片山、安西(光)、俵木まで>

◆次回の句会は、11月20日(土)午後1時半より4時

会場は、浜田山会館第一集会室です。

兼題は、晩秋・酉の市・秋燈(灯)です。

◆句会についてのお問い合わせ先: 片山恵夫(俳句会事務局長)まで 042−675−9449

文責・俳句同好会会長 俵木敏光(陶光)
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