活動報告 - m-anzaiさんのエントリ

平成24年度第4回幹事会議事録

カテゴリ : 
支部の行事
執筆 : 
m-anzai 2012-8-1 14:35
◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時半から4時位まで、主として久我山会館・高井戸地域区民センター等で開催しております。(出席者は10名程度)一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。

◆毎回、その月の作品を紹介いたします。

・7月の作品の紹介
・7月の兼題は、「夏の海(川)・冷酒」  (注)川は大きな川(隅田川・多摩川など)

◎岡村 一道


・五千尺星手掴みの冷し酒
・礁
(いくり)より白蛇百匹夏の海


◎俵木 陶光

・よぎりゆく浦賀水道夏の綺羅


◎山口 月山

・水はじく青年の肌夏の海


◎長岡 帰山

・大黄河五千キロ来て夏の海


◎浦田 久

・断崖に鷲の旋回夏の海


◎芳村 翡翠

・夏の河一筋光る闇の中


◎小坂 郁子

・夕靄の山眺めつつ冷し酒


◎片山 朝陽

・どの道を曲がってみても夏の海


◎本間 邦子

・鈍色(にびいろ)に輝く夏の信濃川


・◎五井 夢

・夏の浜脱ぎし義足の甲羅干し



◆詩歌散策

■石川啄木父子と高知
     中邑 雅子

高知市には、いたるところに坂本龍馬を始めとして、幕末に活躍した人々に関する記念碑があり、その中に「啄木の父石川一禎終焉の地」のプレートがあることに気がつきました。
本来ならば、長男啄木夫妻の許で過ごすべきところを、啄木の姉トラ夫婦の許に身を寄せて、トラの夫(山本千三郎)が鉄道官吏だったため、その転勤に伴って各地を転々としたようです。
1925年に千三郎が高知出張所長として赴任した高知に共に来て晩年を過ごし、1927年、駅近くの官舎で七十六歳で没したとあります。

生まれ故郷からはるか離れた土佐の地に、老いた身を置いて一禎は何を思っていたのだろうかと、現在の私の身にどうしても重ねてしまいます。
若くして病没した息子啄木の歌を思い出すこともあったのでは・・・・。
そして、おそらくは、四国山地の、山並みが迫り、町に川が流れるこの地を岩手に似ていると感じ、「終の住処」として眼を閉じたのではないだろうかと思います。

歌碑は「啄木の父石川一禎終焉の地に歌碑を建てる会」が2009年9月に建立したもののようで、JR高知駅南広場の隅に建っていて、次の歌が刻まれています。

よく怒る人にありしわが父の
日ごろ怒らず
怒れと思ふ    啄木

寒むけれと衣かるへき方もなし
かかり小舟に旅ねせし夜は
         一禎   

石川啄木が二十六歳でこの世を去って100年。もう一歩踏み込んで、父一禎が残した歌稿を調べてみれば彼の人となりがわかったかもしれません。
私もこちらに住んで一年足らず。思いがけず岩手が生んだ漂泊の詩人との縁を感じてしまいます。まだまだ発見がありそうで、楽しみでもあります。

(24.4/25 岩手・盛岡の「館向(たてむかい)俳句会」の俳誌五月号より転載。
中邑雅子さんは岩手出身で現在高知市に住まわれてます。)



◆次回の句会は、8月11日(土)1時半より4時
会場は、高井戸地域区民センター第3集会室です。
兼題は、炎天・カンナです。

◆秋に石神井公園三宝寺池の吟行を予定しています。

◆句会についてのお問い合わせ先: 片山 惠夫(俳句会事務局長)まで
                 TEL 090−8773−4881

◆文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)
     

平成24年度定期総会・懇親会

カテゴリ : 
支部の行事
執筆 : 
m-anzai 2012-7-2 17:41
平成24年6月30日(土)午後4時、区立杉並会館にて平成24年度定期総会が中田副支部長の司会により始まりました。
開会の辞が山中副支部長より述べられ、続いてこの1年間で亡くなられた会員の方のご冥福を祈り黙祷。
高嶋支部長挨拶。
議長団選出 高嶋支部長・谷副支部長選出
議事録署名人選出 谷、片山両副支部長選出と続き、
第1号(事業報告)・第2号(決算報告&会計監査報告)・第3号{事業計画(案)}・第4号議案{予算(案)}は、與川幹事長・山下副支部長の説明が有り、全会一致で承認されました。中田副支部長の閉会の挨拶で、午後5時に滞り無く本年度総会は終了いたしました。


続いて午後5時20分より懇親会出席者全員の記念撮影。


午後5時30分より懇親会が始まりました。
高嶋支部長の挨拶の後、與川幹事長よりご来賓の方々の紹介があり、続いて藤本中央大学常任理事、吉田学員会本部事務総長、大木田北区支部長の挨拶がありました。大学のホームページの案内・閲読の薦め(藤本氏)、学員会の充実化(吉田氏)、杉並区支部へのエール(大木田氏)などの内容でした。俵木前支部長の乾杯の音頭で懇談に移りました。
懇談の合間に、谷副支部長(募金委員長)の呼びかけで東日本大震災被災学生奨学金支援募金が合計40、600円、当会場で集まりました。卒業して様々な分野で活躍された、又、現在も活躍されている先輩・後輩。同じ中央大学という巣で学んだ仲間同士、年齢を超えての楽しい語らいの輪があちこちで花開いておりました。
校歌斉唱・中締めがあり、奥副支部長の」閉会の言葉で大いに盛り上がった懇親会も午後7時30分すぎ無事終了いたしました。

平成24年度第3回幹事会議事録

カテゴリ : 
支部の行事
執筆 : 
m-anzai 2012-7-1 18:38
中央大学学員会 東京杉並区支部 平成24年度第3回幹事会議事録
                             平成24年6月29日
                          総務委員長 中田 久尚
日 時:   平成24年6月21日(木)午後6時30分―午後8時30分
場 所:   アンサンブル荻窪第一集会室  出席者: 22名
進 行:   與川幹事長
支部長挨拶:6/16に中野サンプラザで行われた中野区支部学術講演会に出
席しました。田中中野区長(中大卒)も出席。いよいよ来週に定期総会が迫ってきました。皆さんの更なるご協力のほど宜しくお願い致します。(中央大学の近況についての案内・説明有り。)
  報告事項  (各委員長、各地区・同好会担当者)
・中田総務委員長:前回の幹事会議事録と今後の行事予定の案内。
           定期総会・懇親会の進行段取・役員の役割分担の説明。
           案内状発送内訳・6/21現在の出席者数報告。
・片山事業委員長:11/10の学術講演会・忘年懇親会の案内。同好会報
           告書配布。ホームカミングデー10/28に開催決定。
           第二回片男波部屋朝稽古見学は9/3。
・井原組織委員長:田中 浩人氏(平成13法卒)再入会承認。退会者5名、
           物故者2名。入会手続きの改定案の承認(支部長承認に
           よる事務スピードアップ化)。
・山中広報委員長:「白門杉並」の今後の発行部数は、総額を念頭に置いて決
            定したい。
・横田平成会長:総会・懇親会の案内状1133通中、返答は88通。
          その内、総会1名、懇親会2名出席。
・奥女性担当委員長:一名の方が入会検討中。
・中田ゴルフ同好会:白門ゴルフ大会 11/12 於桜ヶ丘CC
            9〜10月杉並単独のコンペ予定
・安西俳句同好会長代理:6/9 高井戸区民Cにて月例句会。兼題<白鷺・
             晶子忌>  7/14 高井戸区民Cにて月例句会。
             兼題<夏の海(川)・冷酒>
・増田ハイキング同好会長:10〜11月予定。
・権守中大スポーツを応援する会:ロンドン五輪日本代表の中大卒業生・現役
                  学生選手紹介
・本田グルメの会幹事:8/9荻窪「南漢亭」にて第2回グルメの会開催。
*次回幹事会は、7月17日(火)午後6時30分より 於阿佐ヶ谷区民C
◆句会は原則として毎月第二土曜日の午後1時半から4時位まで、主として久我山会館で開催しております。(出席者は10名程度)
一度ふらっと覗いてみて下さい。その上で、ぜひ仲間になって下さい。
句会が終わると駅前の蕎麦屋でちょこっとやったりもします。

◆毎回、その月の作品を紹介いたします。

・6月の作品の紹介
・6月の兼題は、「晶子忌・白鷺」でした。

◎俵木 陶光


・ひらがなのひの字のびのび小鷺ゆく


◎岡村 一道

・巣に帰る鴉や川瀬小白鷺


◎関口 静安

・白鷺の都会の孤独一羽翔ぶ


◎五井 夢

・一飛翔小鷺は遠く草と化す


◎肥田 浩一

・老妻の肩もんでやる晶子(あきこ)の忌


◎本間 邦子

・晶子忌や歌碑の並びし旧居跡


◎芳村 翡翠

・白鷺の発ちて下池(しもいけ)残りけり


◎中邑 雅子

・白鷺の来ている夜明の運河かな


◎片山 朝陽

・空に舞ふ白鷺の白空の青


・◎安西 円覚

・白鷺よ天気良き日は空飛ぼう



◆<与謝野晶子と杉並区>
         俵木 陶光

・やは肌のあつき血潮にふれも見でさびしからずや道を説く君
を詠んだ与謝野晶子は、堺に生れ育ったが、晩年、杉並の荻窪に家を建てて15年程暮らし、昭和17年5月29日に63才で亡くなった。
旧居跡は最近、与謝野公園としてリニューアルし、公園には、夫寛(鉄幹)と共に計14基の歌碑が並んでいる。

・われ男
(お)の子意気の子名の子つるぎの子詩の子恋の子あゝもだえの子(鉄幹ー明治34年)
虎剣調と言われた勇ましい歌である。

・男をば罵る
(ののしる))彼ら子を生まず命を賭けず暇(いとま)あるかな(晶子ー明治45年)
そこには11人もの子を生んだ強さがあった。鉄幹の歌から9年も経っているので彼を皮肉っているわけではない。女性の自立・尊厳を強く訴えているのであろう。

日露戦争の最中に作詞した「君死にたまふこと勿れ」も強烈である。彼女の女性としての強さが感じられる。


◆次回の句会は、7月14日(土)1時半より4時
会場は、高井戸地域区民センター第3集会室です。
兼題は、夏の海(川)・冷酒です。(川は隅田川や多摩川のような大きな川を詠んで下さい。)

◆秋に石神井公園三宝寺池の吟行を予定しています。

◆句会についてのお問い合わせ先: 片山 惠夫(俳句会事務局長)まで
                 TEL 090−8773−4881

◆文責・俳句同好会会長 俵木 敏光(陶光)
メインメニュー
最新の活動報告
活動報告のカテゴリ一覧
リンク